ヤマハ 1億5000万円のプレミアムボードをマリン市場に投下
ヤマハ発動機は15日、プレミアムボート「EXULT(イグザルト)」シリーズのフラッグシップモデルとして今年6月に発売されるレジャー向け新型最高級サロンクルーザー「EXULT(イグザルト)43」を都内で報道陣に公開した。
現在、マリン市場が活況を呈しており、特にボート市場は高価格帯の大型モデルが好調で、メイン市場、北米・欧州を中心に、リーマンショック以前の水準を超える高まりを見せている。
そのような背景の中、満を持してプレミアムボート「EXULT(イグザルト)」シリーズの「イグザルト43」を市場投下する。その狙いについて、ヤマハ発動機マリン事業本部執行役員本部長の臼井博文氏は「2008年発表のイグザルト45から丁度10年が経ち、お客様から
より高級な商品を求める声が数多く出ていた中、このイグザルト43で販売規模を更に拡大していく。」と力強く語った。
希望小売価格は本体で1億4700万円(税抜)と、最高級の価格帯であるが、その価格を納得させるこだわりが細部にまでいきわたっている。デザインを手掛けたデザイン本部フロンティアデザイン部・並木育男氏は、「日本人らしい繊細な美意識やおもてなしの心を細部に注ぎ込み、随所に高級感を得られるデザインを重視した」と言う。
全長は43フィート(約12.9メートル)で、存在感のある流麗なエクステリアデザインを採用し、美しい曲線がより優雅さを強調する。インテリアデザインでは、高級家具メーカー「松創」協力による高級木材の「シカモア」をふんだんに使い豪華さを演出すると共に、メインサロンのテーブルは、カーボンで「西陣織り」の職人が「昼夜斜紋」の柄を再現する等ラグジュアリーホテル顔負けのこだわりが窺える。
「EXULT(イグザルト)43」の発売は6月1日。初年度4隻の販売を計画している。