男性45歳「2浪しそうな甥になにか人生のアドバイスをください」【黒田勇樹のHP人生相談 85人目の2】

こんにちは、黒田勇樹です。

舞台『プライベート』、沢山の方にご来場頂きありがとうございました。かなり攻めた作品でしたが、評判が良くてひと安心です。

余韻に浸る間もなく、書き下ろしコメディ『この暗闇を超えて、温泉へ行こう!』の稽古が始まりました。

頑張りますのでこちらも是非、観に来て下さい。

では今週も始めましょう。

写真:https://www.pakutaso.com
東京のおじさん(男性45歳)のお悩み
「甥が大学に合格しました!」

 黒田さん、こんにちは。

 2月に「2浪しそうな甥」のことで相談した者です。

 甥ですが、第1希望こそ落ちてしまったのですが、センター受験というやつで受けた国立も私立も見事に合格したそうで、僕の取り越し苦労に終わりました。

 取りあえず、ほっと胸をなで下ろしている次第です。

 いただいた「人生がドーナツだとしたら、失敗は穴のようなもの」という言葉は彼が人生につまずきそうになった時に送ろうと思います。

 ありがとうございました。

◆黒田勇樹「例え話は『相手にとって身近なもので例える』といいと思います」

 おお!おめでとうございます!

 良かったです!

 今回は取り越し苦労だったかもしれませんが、相談者さんの「甥っ子さんに言葉をかけてあげたい」と思った気持ちは、「手錠の鍵」の様なものです。

 手錠だけ持ち歩いていて、鍵を持ち歩いていないと大変なことになりますが、手錠も、手錠の鍵も「使用されない」のが一番です。

 今日も町の平和は、お巡りさんたちの手錠と、その鍵に守られているのです。

 甥っ子さんも、おじさんのドーナツの穴という手錠の鍵に見守られて、その気持ちがまるで、ラニーニャ現象の時の東風の様に伝わり、受験に成功したんだと思います。

 僕の喜びも、まるでペルセウス座のL1448-MMの水の様に噴き出しました。

 今回の相談、甥っ子さんの合格ということで無事に幕を閉じたので、おまけで「例え話」についてちょっとだけ。

 例え話が上手いと、頭が良いとかモテるとか言われていますが、基本の基本は「相手にとって身近なもので例える」ということです。

 ラニーニャの時に東風が“強い”とか、ペルセウス座のL1448-MMから高温でアマゾン川の1億倍の水が噴き出してるとか、知らないよねー!

あくまでも相手に身近な、出来れば小学校で習うぐらいのもので例えてあげましょう。

 頭を良く見せたいからといって、「例え話」に「雑学」を織り交ぜすぎてもいけません。

 ただただ、嫌われます。

 ちょっと知識に自信があれば、スポーツやってる子に野球でとか、犬飼ってる子に動物でとか、相手の知っているちょうどいいところに持ってけるのが一番ですね。

「あなたのことをこんなに分かっているよ」というアピールにもなるし。

 例え話って「自分と相手の価値観の橋渡し」をするのに最適なコミュニケーションだと思うので、この相談を読んでいる皆さんも、誰かに言葉をかけてあげたいと思ったら、一回「例え話だったらなんて言おう?」と想像してみるといいかもしれません。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。 現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

<最近の黒田くん>

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