髙田延彦が日大の内田前監督らを「全然分かってない」とバッサリ
宮川選手のたった一人の会見を高く評価
RIZINの髙田延彦統括本部長が混迷を極めるアメリカンフットボールの悪質タックル問題で5月28日、日大の内田前監督ら大学側の関係者に強烈なダメ出しをした。
これは髙田氏出演の番組『髙田横粂の世相談義』でコメントしたもの。同番組は、元総合格闘家の体育会系・髙田延彦氏と、東京大学法学部出身の文化系コメンテーター・横粂勝仁氏が「今現在、髙田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論する生ワイドショー番組。
悪質タックル問題は前週の放送でも取り上げ、24日の日大側の再回答を見てからまた議論しようと継続案件となっていた。
髙田氏は22日に行われた加害者である宮川泰介選手の会見について「勇気を出して顔も出し、大学の誰もが助けてくれなかった中で一人であの場に出てきた。真摯な態度で誰を責めることもなく、“やった自分が悪かった。気づかなかった自分が悪かった”ということを淡々と話した。すごくストレートに入って来たし、あれを聞いた我々はマスコミも含めて、理屈じゃなく、“ああ、彼は絶対にウソはついていないな”と思ったと思う。あの会見を勇気を持ってやったことで、辛い思いをしたとは思うが、ここから新たな人生のスタートを切ることができたと思う。この一人でやった会見は彼の今後の人生においてすごくプラスの影響を与えると思う」などと高く評価した。
加計問題にも言及「そんなんで曇りが晴れるかい!」
そして返す刀で「それに比べて、何やっとんの?」と大学側を一刀両断。まず内田前監督と井上前コーチの会見で司会を務めた広報の米倉氏について「広報としての資質は終わっている。錆びてアンテナが折れちゃってる。すぐにお辞めなさい! 」と広報失格勧告。そして井上氏については「自信がなさそう。横にいる内田さんにすごく気を使っているのが伝わって来た」と話した。現在、被害者側の父親が宮川選手の減刑の嘆願書を集める動きをしていること、被害選手が復帰し宮川選手について「戻ってきて、フェアプレーで競い合いたい」と話したことなどを挙げ、改めて内田前監督、井上前コーチ、大塚学長らについて「むしろ、この人たちが全然分かってない」とバッサリ切り捨てた。
髙田氏はこの日は加計問題についても言及。
「安倍さんは膿を全て出すとか一点の曇りもないとか真摯に取り組んで真相を解明しますとかよく言っているが、モリカケ問題にしてもイラクの日報問題にしても、曇りが多すぎる。入館記録がないから会ってないなんて誰が信用できる? そんなんで曇りが晴れるかい! 真っ白にするために今出せるべきものを全部出すべき」とここでも髙田節を炸裂させた。