話題のドラマ『やれたかも委員会』で「リアルアラサーやれたかも委員会」してみた!
今、深夜帯を最も賑わせていると言っても過言ではない、MBS・TBSドラマ『やれたかも委員会』が若者の間で物議を醸している。今回は「アラサーやれたかも委員会」として「やれたかも」な経験豊富なアラサー世代が「やれた」か「やれたとは言えない」かを判定するディベートを行った。
「やれたかも委員会」とは?
「あのとき、こうしていれば…もしかしたら、もしかしたかも!?」
誰もが一度は経験しているであろう、「やれた」「やれなかった」に繋がる、一瞬の、そして紙一重の決断。
「やれた」から心に残るとは限らない。「やれなかった」からこそ消えない想いがある。
青春の甘い想い出と、ひと言では括れない人生のあらゆる可能性、岐路を鋭くも優しく検証する。それが「やれたかも委員会」である!
異性との結局「やれなかった」過去のエピソードにとらわれた相談者が、「やれたかも委員会」の前で独白して果たして「やれた」のか「やれたとは言えない」のか判定を仰ぐという一話完結のストーリーで展開していく。
相談者との間合い、男女の視点の違いを思い知らされる真剣な審議シーンなど、シリアスさとコミカルさの匙加減に注目だ。
大きく物語が動くわけでもないのに、なぜか心が揺さぶられてしまう。
「やれた」「やれたと言えない」の判定は、単なる興味本位のジャッジでは片づけられない。
そこに存在したかもしれない、不確かで切ない“人生” “もう一つの時間”の再確認なのである。
果たして相談者たちはあのとき、「やれた」のか「やれとは言えない」のか。
どうするのが正解だったのか。迷える彼らの魂は救われるのか。
他人からすれば、どうでもいいタラレバが、当人の人生に大きな影響を及ぼすこともある。
(公式サイト http://yaretakamoiinkai.com/ から抜粋)
やれたかも委員会の楽しみは、ドラマを見た後にこそある!
「やれたかも委員会」の「やれたかも」なエピソードは、結局最後までやれた「かもしれない」でしかなく、議論の余地が残るんです。答えをドラマ内で決め切らないことが「やれたかも委員会」の奥ゆかしさであり、視聴者の皆さんにもぜひその余韻を味わって欲しいんです。ドラマ内での委員会のやり取りももちろん面白いのですが、ぜひ視聴者さんたちにも独自のやれたかも委員会を開催してみて欲しい。
ということで、今回はデモンストレーション!ここTOKYO HEADLINEで「アラサーやれたかも委員会」を開催します!
第1話「山なみ編」でアラサーやれたかも委員会を決行!
ということで召喚されたのはTOKYO HEADLINEのアラサー女子ライターミクニと、大手企業美女OLのリサさん、童貞マインドなのに、ロマンチストな考え方で最近モテまくっているMくん。今回はこのアラサーメンバーで「やれたかも委員会」第1話「山なみ編」について「アラサーやれたかも委員会」を決行した。
1話では相談者増田(32)が、高校生の時の「やれたかも」を振り返る。
バイト先の先輩大学生からホームパーティに誘われ、人生で初めて女子の部屋に入った。4人でのホームパーティの途中、買い出し組と留守番組に別れることになり、当時まだ童貞の増田は部屋の持ち主である由美子さんと二人っきりになる。
「ねむくなっちゃった」
そう言ってベッドに無防備に横たわる由美子さんに生唾を飲む増田だったが…何もできないまま、買い出し組の2人が帰宅してしまうのだった。
今回はドラマ内で行われる議論も参考にしながら、アラサー3人でこの相談者がやれたか、判定・検証する。ちなみにドラマ内では「やれた」は男性2票、「やれたとは言えない」が女性1票だったが、「アラサーやれたかも委員会」はどんな結果になるのだろうか……?
アラサーやれたかも委員会の結論はこうだ!
リサ これは絶対やれたと思います。由美子さんのあの態度、部屋に見知らぬ男の子と二人きりのときにベッドに横たわる…なんて、ナシの人の前でやりませんね! 断言できます。
M そうなんですかね。僕としては、童貞の気持ちに立ちまくっってしまって……こんなの絶対やれないと思いました、なぜって童貞なんですよ? いつ友人たちが帰ってくるか分からないスリルの中で、元気に襲いかかれるわけ無いんですよ! もう1回言うけど童貞ですよ。
ミクニ 確かに童貞くんのマインドだけ考えたら、自分からはイケないのかも? でも、由美子さんの方は「始まったら始まったでアリ」だって思ってたんじゃないでしょうか。女ってプライド高いから、こういう行きずりのワンナイトの時に自分からは行けないんですよね。
M えー! 嘘でしょ! じゃあ襲いかかったらちゃんと手ほどきしてくれるんですか? 童貞に?
リサ 年下男子とこういう雰囲気になるんなら、ちゃんと手ほどきするんじゃないでしょうか?「お姉さんが教えてあ・げ・る♡」みたいな空気感に酔いそう。
ミクニ 分かるかも。しかもどうせ年下だから、最悪自分がハンドルさえ握っちゃえば、本当に増田くんが上手に出来なくて気まずくなったとしても「残念だったね、よしよし♡」くらいで、自分の力で強制終了できるし女的にはノーダメージだし、みたいな。
M え、まじですか…? 年上の女って最高ですね。でもそれならもうちょっと、「一緒に寝よ♡」くらい前のめりに言ってくれてもよくないですか?
リサ いや、そこまで分かりやすくやったら女が誘ったみたいじゃないですか。あくまで「誘ったんじゃなくて、襲われた」ことにしたいんだと思いますけど。
ミクニ ありますよね〜。女の子の「ワンナイトしたけど、そんなつもりじゃなかったの…」っていう逃げ道づくり。
M ……でもどれだけ由美子さんの方が襲われ待ちだったとしても、やっぱり増田は自分からは行けなかったと思うんです。だって襲い方なんてわかんないですよ。それを初対面の大学生のお姉さんにするなんて、メンタルとポテンシャル的に無謀だと思うんです。
ミクニ じゃあ、もうこれはお互いにアリではあったけど……ってところなのかもしれませんね。でも、増田くんに一縷の勇気さえあれば、手が届いたのに。
リサ やっぱりMくんの話聞いても、自分の結果は変わらないかもです。
M 僕もどんだけ女子に言われても、童貞マインド的には「やれたとは言えない」と思います。ていうかアラサー女子の皆さんって、「やれた」か「やれたとは言えない」かでこんなに熱く談義してくれるもんなんですね。
ミクニ こんなに楽しいと思わなかったです。ありがとうございました!
誰しも1度は経験のある「やれたかも」談義、白熱!
ドラマそのものもエンタメ性に富んでいて面白かったのだが、それよりも後のやれたかも談義が、予想以上に白熱を見せた。お互いが今までの人生で培ってきた恋愛感や性別感をフルに駆使し、「こういう行動をとる時は、こうであるはずだ」という説得に燃えていた。非常に良いディベートだった。
同性間も、異性間でも新しい発見がありそうなこの「やれたかも委員会」をやってみた企画。自分の身の回りの様々なメンツで試してみても面白いかもしれない。
dTV・NETFLIXの配信でもチェックすることができるので、週末の飲み会で酒の肴にしてみてはどうだろう。
MBSでは毎週日曜深夜0時50分~、TBSでは毎週火曜深夜1時25分~ほか放送中。配信は、dTV・NETFLIXにて毎週水曜深夜0時~。出演は、佐藤二朗、白石麻衣、山田孝之ほか。