【オススメMUSIC 5選】夏フェス予習&復習ディスク
『夷曲一揆』怒髪天
日本の心とロックが出会い融合したサウンドとガツンとくるリリック、エネルギッシュかつエモーショナルなステージング、唯一無二の人柄から、熱い支持を集めるロックバンド、怒髪天。最新作のタイトル『夷曲一揆(ひなぶりいっき)』の夷曲とは「(詩歌などが)田舎風であること」を意味するそうで、インパクト大のアートワークとタイトルとの重なりを見るだけで体の中からポッポと血沸いてくる。収録曲は、「裸武士」「シンプルマン」など“たぎる”曲ばかり全11曲。「おおつちありがとうロックフェスティバル 2018 THE UTOPIA」や「RISING SUN ROCK FESTIVAL」「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」に出演する。
『beerbongs & bentleys』POST MALONE
ハイブリッド型ヒップホップのニュースター、ポスト・マローンの最新作。ラッパーでシンガーソングライター、レコーディング・プロデューサーでもあり、ギターも弾くという多彩な彼は、世界で30億回という新人として最も楽曲がストリーミング再生されたアーティスト。ロック、カントリーなどとヒップホップを融合した作風が特徴。アルバムには「ロック・スター feat. 21サヴェージ」「サイコ feat.タイ・ダラー・サイン」などチャートを騒がせた楽曲、「デジャヴ feat.ジャスティン・ビーバー」などボーナストラック3曲を含む21曲を収録しボリュームたっぷりで聞きごたえのある作品。フジロックフェスティバルに出演。
『3』Sweet Robots Against The Machine
テイ・トウワの変名プロジェクト、スイート・ロボッツ・アゲインスト・ザマシーンが16年ぶりに再始動。バカリズムのトリオ体制でスタートを切った。通算3枚目となるアルバムのタイトルはシンプルに『3』(サン)。エレクトリックでミニマルなサウンドと、バカリズムによる歌詞…なのか言葉の連なりなのかが重なる。「サセル体操」、「覚えてはいけない九九」など、ちょっとおかしいけど格好いい楽曲が10曲。フジオロックフェスティバルに出演する。
『Bad Witch』Nine Inch Nails
米インダスリアルトリアルロックバンド、ナイン・インチ・ネイルズの最新作。約30年にわたってインダストリアルロックの顔として突き進み続けてきた重鎮が放つ楽曲たちはバンドがセンセーショナルにシーンに現れたときの衝撃を想起させるようなパワフルでアグレッシブな楽曲もあれば、トレント・レズナーのシャウトにガツンとやられるトラックなどさまざま。崇められる存在になってしまった彼らは、自らを「バクテリアに過ぎない」といい、そうしたことがアルバムのアイデアになっているようだ。ソニックマニア、サマーソニック大阪に出演。