トム・クルーズの超人アクションに共演者が絶叫「本当に落ちたかと」
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の来日記者会見が18日、都内にて行われ、主演のトム・クルーズ、共演のヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督が登壇した。
トムの来日は2年ぶり、23度目。「家に帰ってきたような気持ち」とリラックスした表情で会見に臨んだトムだったが、その口からは次々と驚愕のエピソードが飛び出した。
毎回、トム・クルーズが自らハードなアクションに挑むことでも話題を呼んでいる本シリーズ。今回は、ヘリ操縦免許を取得しプロでも危険な“スパイラル飛行”に挑んだほか、成層圏に近い高度7620mから降下する“ヘイロージャンプ”にも挑戦。またビルの間をジャンプするアクションでトムが骨折し、撮影が中断されたニュースも注目を集めていた。
「壁にぶつかった瞬間“あ、折れたな”と分かった。痛かったけれど芝居を続けないといけないので、カメラの前を全力で走ったんだ(笑)」と骨折時を振り返ったトム。マッカリー監督も「すごく腫れていたから僕もすぐに分かったよ。そのとき、撮影を半分ほど終えていたんだけど、実は脚本が完成していなかったので、時間を稼ぐことができて良かった(笑)」と、撮影中止の事態も茶目っ気たっぷりに振り返る。さらにトムは「ドクターには現場に戻るまで9カ月かかると言われたけど、僕は6週間で戻るつもりだった。そして本当に6週間で現場に戻ったんだ、完治してなかったけど。ノルウェーの山を上ったり、全速力で走ったり、すごく痛かったけどね」と、骨折が治っていない状態で残りのハードなアクションもこなしていたことを明かした。ちなみに「骨折した瞬間の映像はちゃんと映画で使っているよ」と監督。
会見では他にも、ヘリアクションの撮影ではカメラマンの一人が「二度とやらない」と現場から降りてしまったり、ヘイロージャンプのシーンでは撮影できるカメラマンがおらずスカイダイバーに撮影のトレーニングを積ませたなど、いかに難易度の高いアクションだったのか物語るエピソードが次々と飛びした。
サイモンは「トムがヘリから落ちる瞬間を見ていたんだ。僕は、そういうシーンだと知らなくて本当にトムが落ちたと思った。そのときの僕を再現するよ、ギャー!」と、絶叫し会場は爆笑。監督も「いろんなチームがあるので、どんなシーンがあるのか全員が知っているわけではないんだ。だからそのときも“トムを失った!”“誰か落ちた!”と無線が飛び交ってしまった」と苦笑い。一方、あっけらかんと「楽しかったね(笑)」と笑うトムに、サイモンが「それは君だけだよ!」と突っ込んでいた。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は8月3日から全国公開。