台東区の新しいお祭りがスタート! 北野武作品の野外上映も
台東区の新しい祭り「江戸まち たいとう芸楽祭(げいらくさい)」が5日、開幕した。
さまざまな芸能・芸術文化を肩の力を抜いて楽しもうというお祭り。上野公園噴水前広場で行われたオープニングイベントでは、「昭和歌謡で巡る東京観光 唄声バスツアー」のガイドによる歌のステージ、大和家一座による浅草安来節どじょうすくいなどが披露されたほか、夜には映画『菊次郎の夏』の野外上映があった。上映の前には、映画にも出演していた岸本加世子とアル北郷が撮影時の様子などを振り返るトークショーも行われ、参加した人は耳を傾けていた。
今年は江戸から東京になって150年の年。台東区では今年を江戸ルネサンス元年と位置づけ、さまざまな事業を展開している。このイベントもその一環。台東区の服部征夫区長は、「粋で人情豊かな芸能文化を広く国内外に発信したいと考えている」とあいさつした。
オープニングイベントは5日も同所で16時から行われる。浅草花やしき少女歌劇団の葵と楓による歌などステージプログラムに加え、19時からは映画「HANA-BI」の上映もある。上映前にはゲストトークがあり、寺島進が登場する。
「江戸まち たいとう芸楽祭」は、台東区で育まれ、根付き、現代に継承されてきた芸能や伝統文化を、さらに次代へと受け継いでいくとともに、発展させることを狙いにスタートした。ビートたけしが名誉顧問を務めている。来年の3月まで行われ、「夏の陣」(8~10月)、「冬の陣」(2019年1~3月)の2期に分けて展開する。上野や浅草、浅草橋などの公共施設や小学校などを舞台に、さまざまなプログラムが行われる。