メイウェザーがパッキャオとの再戦について「あるかもしれない」と肩透かし

会見に登壇した亀田興毅氏、メイウェザー氏、亀田大毅氏、亀田和毅(左から)

TMT TOKYO設立し日本でビジネス展開
 プロボクシングの5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアが9月17日、都内で会見を開き、マニー・パッキャオとの再戦について言及した。

 メイウェザーは今回、お台場で開催中のEDMのフェスティバル「ULTRA JAPAN」への参加とTMT TOKYOの立ち上げについての話し合いのために来日した。

 TMT(THE MONEY TEAM)はメイウェザーがプロデュースするブランド。今回、TMT TOKYOを発足し、今後、日本とアジアでさまざまな分野でビジネス展開をしていくもよう。会見にはダレノガレ明美らが所属する芸能プロダクション「LIBERA」、「TMT TOKYO」の関係者が登壇。Mayweather HoldingsとTMT TOKYO、 LIBERAがパートナー契約を交わし、メイウェザー氏の日本でのマネジメントをLIBERAが行うことが発表された。

淡々と日本でのビジネスについて話すメイウェザー

「カジノの世界のビジネスを展開していきたい」
 TMT TOKYOが展開するビジネスについてはエンターテインメント、自動車販売、ジュエリー業界といったものが挙げられる中。メイウェザーは「カジノの世界のビジネスを展開していきたい」と話すなど、7月に「IR推進法」が成立した日本の状況をしっかりリサーチしているもよう。

 またその中にはもちろんボクシングも挙げられ、そのパートナーとして協栄ジム会長の金平桂一郎氏に亀田興毅氏、亀田大毅氏、亀田和毅の亀田3兄弟が登壇した。

 亀田興毅氏は「メイウェザーが日本に進出してボクシングをこれからやっていくということで、これから協栄ジムとTMT TOKYOが一緒になってやっていこうということになった。今、自分は協栄ジムと一緒に底辺を広げてボクシングという競技をもっと格の高いところに持っていきたいというコンセプトでTOKYO FIGHT CLUBというイベントをやっている。TMTやメイウェザーと一緒にいろいろとアドバイスをもらいながら、日本のボクシングもアメリカのようにもっと華やかな興行にしていきたいと思っているのでタッグを組んでやっていけるのはすごくうれしい」などと話した。

メイウェザー氏とのコラボに期待を寄せた亀田興毅氏

亀田興毅氏は「メイウェザーとタッグを組んでやっていけるのはすごくうれしい」
 金平氏も「詳細についてはまだ詰め切ってはいないが、これからメイウェザー氏と協栄ジムが一体となってボクシング界を盛り上げていこうという話になった。ボクシング界が盛り上がるように協力をお願いしたい」などと話した。

 メイウェザーは「ボクシングについては亀田兄弟とパートナーシップを組んでコラボレーションして、ボクシングをどんどんアジアで展開していきたい」と話し、興毅氏と笑顔をかわす場面もあった。

 今回の来日についてはSNS上で多くの目撃談が流れ、15日にはお台場で開催されたイベントでパッキャオと再会したことを自らのSNSでも明かし、この世紀の一戦の再戦が話題となっているが、これについては「日本でマニーとの試合があるかもしれないが、それは今、進めている状態」と言うにとどまった。