【インタビュー】DOBERMAN INFINITY、念願の武道館ライブが決定! ニューシングルが「引き寄せた」
HIPHOPユニットのDOBERMAN INFINITYがニューシングル『YOU & I』が26日にリリースされる。表題曲は、『HiGH&LOW』シリーズのスピンオフ最新作『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』(9月28日から3週間限定公開)の主題歌として書き下ろしたものだが、彼らの想いも詰め込まれた曲で……。
――最新シングル『YOU & I』が26日にリリースされます。表題曲は、映画への完全書き下ろし楽曲ですが、どのような想いで制作していったのでしょうか?
P-CHO:まず映画を観させてもらって、そこから感じ取ったメッセージを楽曲にすることで、この取り組みが壮大なものなるようにという想いで制作しました。「YOU & I」というタイトルは、誰に置き換えてもらってもいいんですけど、映画を観て歌詞を見ると具体的にイメージしてもらえるんじゃないかと思います。
KUBO-C:曲を聴いた時点で、映画の雰囲気はある程度イメージできました。だから、映画を観てからこの曲を聴くと、伝わるものは増えると思います。
SWAY:映画を観ていない人が聴いても、楽曲として成立していることが大前提だったので、客観的に見て歌詞を修正した部分もありました。映画を観てから改めて曲を聴いてもらうと、この歌詞の深さにさらに気づいてもらえると思います。
KAZUKI:映画のためだけの楽曲ではないというのが、「YOU & I」に対する僕の感想です。
GS:自分自身と向き合っている人に対して歌っている曲なんですよね。映画の主人公はもちろんなんですけど、登場人物の人間味にリンクする主題歌だと思います。日々何かにがんばっている人は心にリンクするものがある歌詞になっていると思いますし、KAZUKIの歌が入ってくるサビの部分でグッと来てくれる人は多いのではないかと感じています。
――まさにDOBERMAN INFINITYらしい主題歌ですね。
P-CHO:メッセージはもちろん大事にしましたし、メンバーと一緒にブラッシュアップしていった歌詞なので、そこは自信を持ってお届けできる主題歌になったと思います。
――ミュージックビデオも、日本武道館への夢などみなさんの想いも感じさせる映像でした。改めて、このミュージックビデオに込めた想いを聞かせてください。
P-CHO:冒頭で僕たちの写真が出てくると思うんですが、実は2015年の正月にメンバー全員で撮ったものを僕が現像して、フレームを作って「武道館でやりましょう」というメッセージを添えて4人に渡したエピソードがあるんです。そういった思い出の写真が実際に登場するので、当時の誓いを改めて確かめることにもなりましたし、歌詞に絆という言葉が出てくるんですが、DOBERMAN INFINITYにとっての絆ともリンクしている曲であることがしっかり表現できたと思っています。
GS:プレゼントしてくれた写真は、僕の家の棚にもずっと飾ってあります!
KUBO-C:でき上がったミュージックビデオを観て、とにかく感動しました。自分たちが出演している映像を観て感動してしまったのも、メンバーの絆であったり等身大の姿を表現できた映像だったからだと思います。
KAZUKI:武道館ライブという夢は、AK-69さんのワンマンライブに出演させていただいた時に、さらに強くなりました。アリーナツアーという夢は、今でも夜一緒にメンバーで飲む時も話していますし、そういった等身大のDOBERMAN INFINITYの雰囲気や想いを感じてとってもらえるミュージックビデオになったと思います。
GS:そして、……夢の武道館ライブが決定して、やっと胸を張って「武道館をやるぜ!!」と言えるところまで来たなと思っています。でも、実はミュージックビデオを撮った時点ではまだ武道館は決まっていなかったんですよ。もしかしたら、これが武道館を引き寄せてくれたのかもしれませんね。
――改めて「YOU&I」は、リスナーにどのように聴いてもらいたいですか?
P-CHO:映画が素晴らしい内容だったので、その世界観が放つメッセージを感じてもらいながら聴いていただければと思います。そして絆の大切さというのを改めて感じていただきたいです。
KAZUKI:この曲が背中を押せる曲になればいいなと思っています。この曲は、深いところまでしっかり歌詞を聴いてもらうことで、誰かの力になれる曲だと思うんです。どうかたくさん聴いてもらって、いろんなことを感じてもらえればうれしいです。
――さて、カップリングは、アルバム『OFF ROAD』で初収録となった「THE NAME」がライブバージョンとしてクレジットされています。この曲は、日本ハムファイターズの西川遥輝選手の登場曲として制作されたものですが、今回の経緯を教えてください。
SWAY:2カ月連続リリースということもあり、そしてツアーも終わってしまうということもあり、カップリングにはライブ音源を収録しようとメンバー会議で決定しました。この曲は西川選手に書き下ろした曲ですが、やっぱりライブ音源になったことでさらにパワーが増したと思いますし、みなさんへの応援歌としても聴いてもらえたらと思います。
GS:西川選手の登場曲として書き下ろさせていただいた曲ではあるんですけども、今もなおプレイヤーでい続けたい自分たちに対するメッセージでもあるんです。僕たちは常に自分たちらしく進んでいるので、この気持ちをみなさんにもう一度伝えたかったという想いで収録しました。
――この曲は、先の『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2018 DOGG YEAR ~PARTY ON THE OFF ROAD~』で披露されました。
KAZUK:生バンドになってからのアレンジもありますし、僕たちの熱い魂みたいなものを感じていただけたんじゃないかなと思います。ライヴ映えする曲ですし、改めて「THE NAME」の曲力が伝わればと思っています」
P-CHO:KAZUKIも言ったように、バンド映えする曲だなという実感はありますね。バンドメンバーの方々と音を出せるのもツアーならではの世界観なので、そこもぜひ今作で楽しんでいただきたいです。DOBERMAN INFINITYの内に秘めるカッコよさみたいなのを感じてもらえたらいいかなと思います。
――もう1曲のカップリングもライブバージョン。「ON WAY HOME」が収録されています。
P-CHO:DOBERMAN INFINITYにとって大切な曲で、SWAYがデザインしてくれたタオルを掲げて、みんながひとつになるという光景が広がる曲なんです。
KUBO-C:ライブ終盤の定番曲で、ライヴの最後に全員でひとつになれる瞬間を作ってくれるんです。ただの帰り道ではなく次につながる明日への道というメッセージが込められている曲。そんなメッセージも、このライヴ音源から改めて受け取ってほしいです。
――ツアーでのオーディエンスにレスポンスはいかがだったんでしょうか?
KAZUKI:ライブの最後にみんなの心がつながる瞬間ですね。あの会場の一帯感は、僕たちにとって絶対に忘れられない光景ですし、ライヴにきてくださった方ならそれが伝わると思います。〈WE ALL CAN BE CONNECTED〉という僕たちのテーマを共有できる楽曲です。
SWAY:DOBERMAN INFINITYのライブは「あぁ楽しかった!」だけじゃなくて、「明日からがんばろう!」とみなさんの生活にパワーが出るようなものでありたいと思っています。そして「ひとりじゃない!」と強く思ってもらえるようなものでありたい。この「ON WAY HOME」は帰り道ではなく、また僕たちと会うX DAYまでの片道だと思って聴いていただきたいです」
――最後に、2018年の後半戦はDOBERMAN INFINITYとしてどのような想いで活動していこうと思っていますか?
KUBO-C:2018年は戌年なので〈DOGG YEAR〉をテーマに掲げて、この1年やってきました。ここまで順調に来られたので、この〈DOGG YEAR〉を華々しく終われるように2018年の後半もしっかり盛り上げて2019年に向けて加速していきたいと思っています。ペースを落とすことなく、鬼のようなダッシュで活動していきます!」
GS:〈DOGG YEAR〉も残り数カ月、最後まで手を緩めることなくみなさんにワクワクを届けていきたいと思います。次の〈DOGG YEAR〉は何歳になっているのかなんてことも考えますが(笑)、とにかくかけがえのない1年にしたいですね。それは自分たちにとっても、そしてみなさんにとっても。忘れられない1年にするという意味では、来年も再来年も〈DOGG YEAR〉と同じ気持ちで活動していきたいと思っています。
(文・馬渕信彦)