【第31回東京国際映画祭】今年の映画祭アンバサダーは松岡茉優
1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生した東京国際映画祭(以下 TIFF)が今年もいよいよ開幕。第31回を迎える今年も、日本のみならず近年ますます映画熱高まるアジア、そして世界各国から優れた作品が集結!
今年の映画祭アンバサダーは松岡茉優
「映画を観る喜びの共有」「映画人たちの交流」「映画の未来の開拓」をビジョンとして掲げ、世界のさまざまな国や地域から、幅広いテーマやジャンルの映画を厳選して上映する、日本を代表する映画祭・東京国際映画祭。9月25日に行われたラインアップ発表会では、久松猛朗フェスティバル・ディレクターが「(前述の)3つのビジョンを、よりしっかりとしたものにすること、強化することに取り組んでいきたい」とコメント。また今年の映画祭アンバサダーを務める女優・松岡茉優は「昨年、新設された東京ジェムストーン賞を頂き、1年精進してきましたので、その1年後にアンバサダーとは、なかなか良いルートでは(笑)。東京都出身なので、自信をもって地元の大好きな映画祭ですと言えることが、アンバサダーとしてもうれしい」と意欲を見せた。
国内外の日本未公開映画を先取りで上映!
この秋以降に公開される大作や話題作が集う、毎年の人気部門。今年のオープニング作品は、俳優としても人気の高いブラッドリー・クーパーがメガホンをとり、レディー・ガガとの共演で描く話題の音楽ラブストーリー『アリー/スター誕生』。クロージングにはアニメーション映画『GODZILLA』シリーズ最終章『GODZILLA 星を喰う者』が決定。さらに今年はGALAスクリーニングとして堤幸彦監督、篠原涼子主演の『人魚の眠る家』を上映。他にも劇団EXILEのメンバーが総出演するSABU監督最新作『jam』やマイケル・ムーアがトランプを描く『華氏119』など豪華な特別招待作品が集結。出品された映画のスターや関係者が、レッドカーペットやイベントに来場するのも映画ファンのお楽しみだ。
ここから世界的ヒットも! コンペティション
第24回グランプリ作品『最強のふたり』がTIFFでの受賞後に世界的大ヒットを記録するなど、ここから羽ばたいた作品も多いだけに、毎年受賞の行方に大きな注目が集まるコンペティション。今年は109の国と地域から1829本もの応募があり、その中から選ばれた16作品がコンペティション部門にて上映。日本からは阪本順治監督の『半世界』と今泉力哉監督の『愛がなんだ』が選出された他、レイフ・ファインズがメガホンをとった伝説のバレエダンサーの誕生秘話を描く『ホワイト・クロウ(原題)』や『タクシデルミア ある剥製師の遺言』の鬼才パールフィ・ジョルジ監督の『ヒズ・マスターズ・ヴォイス』など個性豊かな16作がグランプリを競う。
【期間】2018年10月25日(木)〜11月3日(土・祝)
【会場】六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)他
【URL】www.tiff-jp.net