左右田泰臣「決勝は毒霧からの3カウントで勝つ」【11・3 K-1】
「ちょっくら優勝してきます」と棚橋の台詞を丸パクリ
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の前日計量が11月2日、都内で行われ、全選手が規定体重を無事パスした。
計量後には会見が行われトーナメントに出場する8選手が勢ぞろいしたのだが、中でやはり異彩を放ったのが左右田泰臣だった。
マスク姿はすっかり定着したのだが、この日は「K-1 WORLD GP~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~攻略本 改」と書かれたスケッチブックを持って登場。会見ではまず「ちょっくら優勝してきます」と新日本プロレスの棚橋弘至が今年の「G1 CLIMAX25」決勝戦前に放った台詞を丸パクリ。その後、スケッチブックについて問われ、おもむろにページをめくると決勝の相手としてサム・ヒルの似顔絵が書かれていた。
決まり手までプロレス?
ここまではいいのだが、ページを進めると決勝の試合展開まで想定。それによると「欠場したメルシック・バダザリアンが謎のマスクマンとして乱入。そこに僕のセコンドの塚越仁志がリングインするが、それをレフェリーが注意しているところでバダザリアンがヒル選手に毒霧を噴いたところで、僕が3カウントを取って優勝します」とすでに決まり手がK-1ではなくプロレスに…。
この日はかつてKrushのベルトをめぐりしのぎを削った中澤純が隣りに座っていたのだが、この一連の流れには中澤も苦笑を隠せず。
優勝候補に上げられたヒルは「何を言っているか全く分からない」と答えた。
大和「心技体を制する者がこのトーナメントを制する」
トーナメント1回戦の第4試合では大和哲也とゲーオ・ウィラサクレックが対戦。
初代王者でこのトーナメントに復権をかけるゲーオは「今日はあまり多くは語らない。チャンピオンになるために全力で戦うだけ。今は体も心も準備万端」と一連の喧騒とは一線を画し、静かに闘志を燃やす。
対する大和も「僕の中では結果は決まっていて、線はひかれている。あとは僕が上からなぞって、優勝への道をしっかり進みたい」と話し、「心技体が一番大事。心技体を制する者がこのトーナメントを制すると思っている。そういうことを心掛けて仕上げてきた。大和魂を見せられれば」とこちらも心身ともに絶好の仕上がりであることを思わせた。