ピケオーが木村から4度のダウンを奪い圧勝。Krushに続きK-1のベルト取りに意欲【11・3 K-1】
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナのスーパーファイトでジョーダン・ピケオーと木村“フィリップ”ミノルが対戦した。
9月のKrushで4度目の防衛を成功した後、ピケオーがリングの上から木村に対戦要求をした事で組まれた同対戦。どちらも一発KOが期待される好カードだ。
手足が長くダイナミックな体形の2人。1Rは互いに様子を見ていたが、ピケオーのパンチに、木村が思わず後ろに転び、あわやダウンかと思う場面が。しかしこれはノーダウンとなり、ホッとしたのも束の間、コーナーに詰められた木村がストレートと膝蹴りをくらいダウン。立ち上がった木村はなんとか踏ん張り、このラウンドが終了。2Rは木村が振り切ったように連打でピケオーに挑みかかる。しかしピケオーは冷静にガードし、決定的なダメージは与えられず。逆にボディーで木村からダウンを奪う。激しい打ち合いが続き、木村はダメージからか、このラウンド2度目のダウン。3R木村は果敢にピケオーに遅いかかり、何度か顔面にもヒットしたが、うまくガードでかわすピケオーには、大きなダメージにならなかった様子。その間にも木村のボディーに確実に打ち込み、最後はパンチから膝蹴りで仕上げ、ピケオーがKOで勝利をものにした。
試合後ピケオーは、久保優太との対戦を熱望。リングに上がってきた久保も、その申し出に応えたいと返答、会場に詰めかけたファンを驚かせた。
今回の試合についてはピケオーは「木村は約束通り前に出てきてくれた。すごくいい選手。今日は自分に勝利の女神がきた。今回勝って、今の一番の目標は久保が持っているベルトへの挑戦。Krushのベルトの防衛戦もしたい」とK-1とKrushの2つのベルトへの思いを語った。
◆プレリミナリーファイト第1試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R
●高下由暉(Fighting Kairos)(3R43秒、KO)迅也(北斗会館浅科道場)〇
◆プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R
●優谷(WSRフェアテックス西川口)(1R36秒、KO)横山 朋哉(リーブルロア)〇
◆K-1カレッジ2018 ~大学生日本一決定トーナメント~ -55kg決勝戦/2分3R・延長1R
〇松本日向(明治大学・2年)(2R1分29秒、TKO)岩本元太郎(産業能率大学・2年)●
◆K-1カレッジ2018 ~大学生日本一決定トーナメント~ -60kg決勝戦/2分3R・延長1R
〇提髪和希(神奈川柔道整復専門学校・1年)(3R 1分25秒、KO)下地涼(拓殖大学・4年)●
◆K-1カレッジ2018 ~大学生日本一決定トーナメント~ -65kg決勝戦/2分3R・延長1R
●古河拓実(明治大学・3年)(判定0-3=27-29、28-29、28-30)山本真一郎(同志社大学・2年)〇
◆第1試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
〇松下大紀(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)(1R 2分40秒、KO)FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)●
◆第2試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
〇佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定3-0=30-28、30-27、30-27)サム・ヒル(ニュージーランド/City Kickboxing NZ)●
◆第3試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
〇中澤 純(TEAM Aimhigh)(1R1分9秒、KO)ショーン・クランシー(アイルランド/Siam Warriors)●
◆第4試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
〇左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(4R2分31秒、KO/本戦、判定1-0=30-29、29-29、29-29)モー・アブドゥラマン(南アフリカ/Look Borai)●
◆第5試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
●大和哲也(大和ジム)(1R1分32秒、KO)ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックスジム)〇
◆第6試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
〇江川優生(POWER OF DREAM)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9/本戦判定1-1=30-29、28-29、29-29)覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)●
◆第7試合/スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
〇加藤久輝(ALIVE)(1R1分59秒、KO)RUI(K-1ジム蒲田チームキングス)●
◆第8試合/スーパーファイト/K-1女子-50kg契約/3分3R・延長1
○KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=29-27、29-27、30-28)ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/ Allstars training center)●
◆第9試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
〇佐々木大蔵(判定3-0=29-28、30-28、30-27)中澤 純●
◆第10試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
●左右田泰臣(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10/本戦判定0-1=29-30、30-30、30-30)ゲーオ・ウィラサクレック〇
◆第11試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
〇城戸康裕(谷山ジム)(判定3-0=30-28、30-27、30-28)ジョナサン・トゥフ(パプアニューギニア/Phuket Top Team Gym)●
◆第12試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
〇卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(3R2分28秒、KO)芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)●
◆第13試合/スーパーファイト/-68kg契約/3分3R・延長1R
〇ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym)(3R1分29秒、KO)木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)●
◆第14試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
●村越優汰(湘南格闘クラブ)(判定0-3=28-29、28-29、28-29)アレックス・リーバス(スペイン/Team Jesus Cabello)〇
◆第15試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
●佐々木大蔵(判定3-0=29-30、29-30、28-29)ゲーオ・ウィラサクレック〇