単独初主演映画で2.5次元俳優・小澤廉がパンチパーマ姿に!

(撮影・荒木理臣)

 2.5次元俳優として、ミュージカルや舞台で、女子をキュンキュンさせている小澤廉。さらに朝の情報番組のレギュラーや、映画など映像のほうでも注目を集め、大人の女性からの人気も急上昇。そんな小澤が新宿・歌舞伎町のスカウトマン役に挑戦した映画『新宿パンチ』が公開。まさかのパンチパーマ姿を披露する。

 王子様キャラのイメージが強い小澤の映画単独初主演となった同作。意外(?)にもパンチパーがお似合いですが…。

「本当はもっと似合っていたんです(笑)。似合い過ぎて、直したくらい。おしゃれパンチに見えちゃうから、もうちょっとダサくしようって。最初に鏡を見た時は我ながら驚きました(笑)。すごくインパクトのある髪形ですし、普段の僕のイメージとまったく違うので、逆にすごく新鮮でした。ファンの方が見たら驚くかも知れませんけど、この髪形でもカッコいいと思ってくれたら、根っからのイケメンと呼んでいただいていいんじゃないでしょうか(笑)。ただ違和感を覚えるのは最初だけで、中盤くらいからは見慣れてくると思います」

 見た目は怖いが、小澤演じる道場方正は、熱血漢で人に優しい男だ。

「方正のパンチって実は天然パーマで、それゆえに小さな頃からからかわれる対象になっていたんです。コンプレックスは武器になると言いますが、方正のパンチは武器に…なってるのかな(笑)。少なくとも恋愛の面では武器になっていないような(笑)。でも、それをいじられてもなお、真っすぐでピュアで優しい方正は、ある意味武器にしているのかも知れません。そんな方正がスカウトの世界に入って、歌舞伎町を舞台にいろいろな事に巻き込まれていくんですけど、怖いというより、熱い青春ストーリーになっています。バイオレンスな場面も多いですが、ちょっと笑えるような場面もあって、そんなにハードじゃないと思います。ただ、今回僕はなぜか殴られる事が多く、めっちゃ血を出していますが、そのおかげでちょっとカッコよく見えたりもするので、その辺りも楽しんで見ていただければと思います」

(撮影・荒木理臣)

 特に思い入れのあるシーンはありますか?

「最後のシーンで、毎熊克哉さん演じるタカシに向かって感情を高ぶらせ、バーッとセリフを言うシーンがあるんですけど、個人的にはそこがすごく思い出に残っていますね。かなり長時間撮影していて、体力的にも精神的にもきつかったという状況の中、感情を思いっきり爆発できたので、すごく達成感がありました。スケジュールがタイトできつかったのですが、そのきつささえ楽しめました。そんなに感情を爆発させたのに、なんだかフワッとハッピーエンドになったような感覚に陥るシーンなので、自分の中のお気に入りのシーンになりました」

共演者も歌舞伎町に生きる男たちだけあり、強面な役者がそろう。

「矢柴(俊博)さんが演じる社長の露崎がとにかく怖かった(笑)。普段はすごく優しくて温厚な感じなんですけど、ああいうタイプが一番怖い人間だと思う。普段、ギャンギャン言っている人は、慣れちゃうからキレても怖くないけど、露崎タイプはキレるとヤバいですよね(笑)。その矢柴さんの芝居を間近で見た時は、心から“役者ってスゲー”って思えました。毎熊さんも顔が男らしくて、演じている時は怖いんですけど、笑った顔がめちゃくちゃかわいい(笑)。いわゆるギャップですね。現場で毎熊さんが笑うと、必ず見てましたもん。“かわいい顔してるなー”って(笑)。年上なので、失礼なんですけど」

 個人的に新宿の思い出はある?

「事務所のレッスン場が近くにあるので、新宿の地図が頭に入っているぐらい、慣れ親しんだ町ではあるんです。だから歌舞伎町で撮影していると、いつも見ていた風景なので、すごく新鮮で。普段味わった事がないような感覚の中でお芝居をしていた感じですね。今回、警官に追われるシーンでは、周りの人がすごくびっくりしていて(笑)。“事件か?!”っていうハラハラ感の中で、痺れる撮影ができました」

今回はかなり振り切った役を演じていましたが、今後挑戦したい役はありますか?

「これまでは2.5次元ということを中心に活動してきたのですが、映像にももっともっとチャレンジしていきたいと思っています。ただ、映像にいくというのは、2.5次元を捨てるわけではありません。自分自身2.5次元はとても大切にしている場所なので、そこに居続けられる間は居続けて、2.5次元の世界にも貢献していきたいと思っています。映像と2.5次元という二足の草鞋は大変かも知れませんが、なんとか両立していきたいですね。今回の方正のように真っすぐで純粋な役もまたやりたいですし、もっとバッチバチのコメディーとか、逆に恋愛ものなど、チャレンジしたい役はたくさんあります。まだまだこれからの役者ですが、成長過程も楽しみながら、応援していただけたらうれしいです。今回のように、いい意味で期待を裏切りながら、頑張っていきますので、パンチの方正ともども(笑)、よろしくお願いします!」

(撮影・荒木理臣)

2.5次元俳優として、ミュージカルや舞台で、女子をキュンキュンさせている小澤廉が新宿・歌舞伎町のスカウトマン役に挑戦した映画『新宿パンチ』が公開。まさかのパンチパーマ姿を披露する。

「本当はもっと似合っていたんです(笑)」と小澤。「似合い過ぎて、直したんですよ。もうちょっとダサくしようって。でもファンが見たら驚くかも知れませんね。ただ違和感を覚えるのは最初だけで、中盤くらいからは見慣れてくると思います」

見た目は怖いが、小澤演じる道場方正は、熱血漢で人に優しい男だ。

「正がスカウトの世界に入って、歌舞伎町を舞台にいろいろな事に巻き込まれていくんですけど、怖いというより、熱い青春ストーリーになっています。バイオレンスな場面も多いですが、ちょっと笑えるような場面もありますし。人を引き付ける優しさを持っている方正ですが、何故か殴られる事が多く、めっちゃ、血を出しています(笑)。そのおかげでちょっとカッコよく見えたりもするので、その辺りも楽しんで見て下さい」

 今回はかなり振り切った役を演じていますが、今後挑戦したい事は?

「これまでは2.5次元ということを中心に活動してきたのですが、映像にももっともっとチャレンジしていきたいと思っています。ただ、2.5次元を捨てる訳では間はありません。映像と2.5次元という二足の草鞋は大変かも知れませんが、両立していきたいと思っています。役で言うと、今回の方正のように真っすぐで純粋な役もまたやりたいですし、もっとバッチバチのコメディーとか、逆に恋愛ものなど、挑戦したいキャラクターはたくさんありますね。まだまだこれからの役者ですが、成長過程も楽しみながら、応援していただいたらうれしいです。今回のようにいい意味で期待を裏切りながら、頑張っていきますので、パンチの方正ともども(笑)、よろしくお願いします!」

『新宿パンチ』12月1日公開。