【インタビュー】「豚」と罵られたイジメを乗り越えて…痩せた自分を知ってほしい。「七海ティナ」悲願のAVデビュー
2018年12月4日、名古屋の地下アイドル七海ティナが、恵比寿マスカッツ所属のAV女優としてデビューした。
健全なアイドル活動からのヘアヌード、そしてAVデビュー。「AV堕ち」などと言う言葉で表現されてしまいそうな彼女のAVデビューには、本人の強い意思があった。
中高時代に壮絶ないじめ。拒食症と過食症を8年近く繰り返す
インタビュー時の彼女の体型はすらっと痩せていた。しかし、彼女は笑ってこんなふうに自分の過去を語った。
「中高時代、ずっと壮絶ないじめを受けていました。理由は太っていたから。”豚””デブ”と罵られ、椅子に縛り付けられたこともありました。ツラいいじめから抜け出したくて、絶食ダイエットをしました。絶食って、すぐ結果が見えるんです。1週間食べなければ、4キロも体重が落とせる。その代わり、食べたらすぐリバウンドするんですけどね。そうやって、拒食症と過食症を8年近く繰り返しました。絶食しては痩せ、堰を切ったように食べての繰り返し。そんなだったから、イジメはなくならなかったし、友達もいませんでした。高校を卒業してフリーターになって、バイトと飲酒の繰り返し。私は結局、心も体も太ったままでした」
笑って過去を話す彼女の現在の体重は40キロ台。165センチの身長と比較しても痩せている。そんな彼女は自身が太っていた頃の写真もSNSにアップしている。
元体重聞いてびっくり…
そんなに太って見えなかったから
「7キロ落とした」って聞いたときめっちゃ心配した😭笑
ほんとめっちゃ痩せたけど、げっそりした感はないし、すごい綺麗な女性になった✨
尊敬する😊💗— 緋美天音✡MAiTHUNa (@amaneeeju) April 18, 2018
「これは去年、名古屋でアイドル活動をしていた時の私です。フリーター時代、バイト先の人に勝手にアイドルオーディションに応募されて……今考えたらそれも、からかわれていたんでしょうね。もちろん自分でも、受かるなんて全く思っていませんでした。だから、面接に行った時も、周りの女の子がみんなカワイイ服で着飾って、キラキラメイクしている中で、私はすっぴんにジャージーで会場に行ったんです。でも、それが逆に面白かったみたいで。なぜか受かっちゃったんですよ、オーディションに。それで、アイドル活動をすることになったんです。それから人前に出るようになって、これまで以上に体型を気にしました。もっと過酷に絶食してしまって、激ヤセと激太りを繰り返して…。
このままじゃダメだ、そう思ってやっと、運動を始めたんです。結果的に私は運動で、自分の体質を変えることができました。痩せた自分が定着してから、みんなの私を見る目が変わったんです。太っていた時、私に人権はなかった。みんな外見で私を判断する。痩せてから初めて、私の中身を見てもらえるようになったんです。人ってこんなに優しいんだ、というのを知ったのは痩せてからだった。でも、いじめ的な視線はぱったりとなくなりました。
だから、AV女優になりました。人は努力で変われるということ、体型にコンプレックスのある子や、いじめに悩む子に知ってもらいたくて。過去もさらけ出して、太っていた私と、変われた私を知ってほしい。どうにかして私を見つけてほしい。そう思って、AV女優になったんです」
https://twitter.com/tinaaaaaaa1208/status/1066907755020148736
そんな経緯があって、彼女は自分の過去と、現在の自分のワークアウトの内容をSNSで発信している。
「お酒は大好きでしたが、今は1滴も飲みません。でも、食べないダイエットももう辞めました。食べなかったり吐いたりを繰り返したせいで、運動を始めた当初、私の体には筋肉がほとんどついていなくて、腕立て伏せが1回もできませんでした。
今は、朝起きたらプロテインを飲んで、こんにゃく、めかぶ、納豆、サラダチキンなどでお腹を満たします。その後20分ほど走り、運動後、鶏むね肉を食べます。その後、昼過ぎからボクシング、筋トレ、自転車トレーニングなどを約2時間。そしてまたプロテインを飲みます。晩ごはんはレタス、キャベツなどの葉野菜中心。ドレッシングも食塩は絶対かけません。体脂肪が増えるのが嫌なので、炭水化物は食べません。外食のある日は、前日に運動量を増やし、摂取カロリーは減らします。遊びに行っても、運動は絶対サボりません」
ストイックすぎる毎日だ。彼女は毎日毎週、外食以外は決まった食材しか口にしないという。
「ネットの情報って本当に信用ならないんです。糖質制限ダイエットが流行しているけど、私はあれでは痩せませんでした。正しい情報を求めて、ジムにいる筋肉ムキムキの人に普段の運動や食事について細かく聞いてみました。実際に成功している人に聞くのが一番正しい情報のはずだと思ったんです」