ロバート結成20周年を振り返る「こんなスタイルでもキングオブコントで優勝しました」
お笑いトリオ・ロバートの結成20周年記念展覧会『ロバート激ヤバ祭』のメディア向け会見が7日、同展を開催する池袋のパルコミュージアムにて行われ、メンバーの秋山竜次、馬場裕之、山本博が登場した。
同展は結成以来、彼らが生み出してきたコントキャラクターと厳選された名コントの1つひとつをサークルや研究所として紹介。それぞれのネタのブースをめぐりながら、ロバートの“激ヤバ”な世界観を楽しめる体験型の展覧会。
「20年間、われわれがどんなコントをやってきたかと振り返ってみたら、ほとんどがサークルとか研究所のネタだった」と言う秋山。コントは大抵、まず秋山が勧誘チラシを持って登場し、サークルの説明をし、馬場の変なキャラクターが現れ、勧誘された山本が無理! と断って終わる、というパターンだったと説明し「こんなコントスタイルでも2011年にキングオブコントで優勝しました」と胸を張った。
3人は、ナイロンジャケットをスクラッチする「ナイロンDJ」や、文字の中にある“おっぱい”を見つける「乳道」など、本展で紹介されるネタを実演付きで報道陣に披露。大人気のネタとなった秋山の「体ものまね」では、最初に使っていた梅宮辰夫のお面の実物をクリアケースに入れて展示する。この日は数年ぶりにお面をつけた秋山だったが、お面から顔幅がはみ出てしまい「あれから6年経って自分と芸の成長を感じます」。ちなみに梅宮からの使用許可は毎回もらっているとのことで「今回も部屋中を梅宮さんの顔で埋め尽くしていいですかと聞いたところ、どうぞどうぞ、と。ことあるごとにお伺いしていたら“もういいからやれよ! 勝手にやってくれ、もう面倒くさい”と。本当に器の大きい方です」と感謝をあらわに。
また結成から20年経ち、個人での仕事が増えつつも3人の関係は良好とのこと。馬場は料理の分野で番組出演が相次ぎ、山本はボクシングのライセンスを取得。幼稚園からの幼なじみという馬場について秋山は「本当に何もしないのでやる気がないなら帰れと怒ったこともあるけど、今はもうこういう人なんだと受け止めています。でも、会場が誰も笑ってくれないときもこいつだけは笑ってくれるので」と秋山。馬場も「秋山は子どものころからずっとおもしろい。僕は友達感覚で、テレビで2人を見て笑っていられれば満足」と断言していた。
同展は12月8日から27日まで池袋のパルコミュージアムにて開催。