【インタビュー】THE RAMPAGEが革命起こす! さあ、みんな拳を振り上げろ!
16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGE from THE EXILE TRIBEが30日、ニューシングル『THROW YA FIST』をリリースする。この曲は、2月6日からスタートするグループ初の全国アリーナツアーのキックオフシングル。勢いといくつもの挑戦で構成され、新たな段階へとステップを踏み出す16人の熱を帯びている作品だ。本作と、いよいよスタートが迫ったツアーについて、リーダーのLIKIYAと陣、ボーカルのRIKU、川村壱馬、吉野北人に聞いた!
16人でレコーディングしたキックオフシングル
――シングル『THROW YA FIST』がいよいよリリースされます。2019年第1弾、ツアーのキックオフシングルでもありますね。
LIKIYA:新しい年の始まりとしては手応えはすごいありますね。タイトルトラックの「THROW YA FIST」は曲の力がすごい強くて、インパクトがかなりあります。これから行くぞ! やるぞ!って感じで、今の自分たちらしい。もうすぐライブも始まりますが、お客さんと一緒にみんなで盛り上がれればいいなと思っています。RAMPAGEイズムというか、RAMPAGEファミリー的に。
――その様子、ビビッドに浮かんできますね。シングルの制作はツアーが終わってから?
LIKYA:どうだっけ? この曲は11月ぐらいだったんじゃないの?
RIKU:そう最近の話。作業していたのはここ2カ月ぐらい。一番新しいのは「Starlight」で、最初が「DOWN BY LAW」。それでも、今年のツアーが終わってからだから、そんな前の話じゃない。
――キックオフシングルということで、気合が入らざるを得ない楽曲だと思いますが、どのように向き合っていったのでしょうか。では、壱馬さんに。
川村壱馬(以下、壱馬):そうですね。初めてのアリーナツアー、そのキックオフシングル。その前提で進めていった楽曲なので、ライブを強く意識しましたし、気合も違いましたね。この曲のレコーディングはボーカルの3人だけじゃなくRAMPAGEのメンバー全員でしていて……
――えっ、全員!?
壱馬:そう全員でなんです。「Throw ya fist in the air」っていうフレーズのところ。いつも歌っているブースは3人でもいっぱいぐらいのスペースなので、スタジオのロビーのようなところにマイクを設置して。
RIKU:ロビーでも窮屈だったよ。一列にはなれなかったから、僕はパフォーマーの後ろから歌ってたし(笑)。
――パフォーマーだけで声を出すというわけではなく、本当に16人なんですね。今まで、こういったレコーディングはあったんですか?
RIKU:全員は……
壱馬:初めてだったかもしれない。
――いつも全員で作品を作り上げていることには変わりがないけれど、16人で一緒に作っているんだという気持ちが高まる経験ですね。
壱馬:軍団感が(笑)。16人の声の厚みがすごかったです。あのロビーでのレコーディングの様子を映像で撮ってもらっていたんですけど、それがシュールで。レコーディングをしているときは、僕らはイヤフォンやヘッドホンをつけて、音を聴きながら、叫んでいるじゃないですか。映像は無音の状態で声出してますからね。かなりシュールでしたよ。
陣:あれは、絶対外まで響いてたよね。あの日あのスタジオに偶然いた人たちは、絶対何が起きたかと思っていたと思う。
壱馬:みんなで同じことをやるっていうのはすごかったよね。
RIKU:ロビーの反響がまた良かったんだよね。16人って多いけど、それ以上にたくさん人がいるみたいな表現ができています。
――パフォーマーはレコーディングに参加して何を感じたのか気になります。
陣:これまでにもレコーディングを見せてもらったことはあるんですが、改めて、いろんなところにこだわってやってるんだなあって……。
RIKU:あの日の陣さんは、帽子をすごく深くかぶってたよね。
陣:形から入らないと(笑)。なり切らないと。
吉野北人(以下、北人):……めちゃくちゃ、陣さんでしたよ(笑)。
陣:なんやねん、めちゃくちゃ陣さんって!
――聞いてもいいですか、何になりきろうとしていたのかって?
陣:えっ?……その辺の想像はしていなかったですけど、自分から抜け出したかったという事だと思います。ボーカルチームは“スタジオ入りする”っていいますよね。僕も“スタジオ入りする”ときは、陣じゃなくて……何か別なものに。
RIKU:そこは陣でいいよ(笑)。
壱馬:陣じゃなくてって、“陣”っていうのが、うーん、何か違うって思っていたということなの?
陣:『シャーマンキング』ってアニメを知ってますか? あれの、シャーマンを出した気持ち? 自分が変わるっていうか。
――その感覚は分からないでもないのですが(笑)……。
壱馬:そうなると……普段ステージに一緒に立っているのは陣さんじゃないってことなのかなあ……?
陣:あれはたぶん違う。あれはスタンドのほうやわ、ジョジョの。
RIKU:ねえ、もう次いっていいい?(笑)