長瀬智也「ジャニーズらしくないやつが一人ぐらいいてもいい」

 頭皮ケアブランド「CLEAR(クリア)」の新CM発表会が13日、都内の会場で開催、CMに出演するTOKIOの長瀬智也が出席した。

 黒のスーツで登場した長瀬は「この年でシャンプーのCMをやらせていただくのは非常に光栄。新商品の発表、新CMの公開を皆さんに見ていただけることをうれしく思います」と挨拶した。

 新CMは同ブランドの5年ぶりの大型リニューアル発売を記念したもので、この日はバレンタインが近いとあって、バレンタインの新常識を提案。ユニリーバ・ジャパンの中川晋太郎氏が、バレンタインにはチョコレートに変わり、メッセージを書いたシャンプーを親しい人に贈る“バレシャン”について説明。海外では男性から女性にプレゼントをするのが一般的…と話していると長瀬が「そうなんですよね。海外では実は男性が女性に…。ところで、こう見えて中川さんと僕、同い年なんですよね。78年組」といきなりの暴露。突然、同じ年だということを公表された中川氏は「比べられると(笑)」と焦っていた。

ユニリーバ・ジャパンの中川晋太郎氏(右)

 シャンプーにどんなメッセージを書くかと聞かれた長瀬は「毎日見るものだから、シンプルな方がいい。“常識にとらわれずに輝き続けて下さい”とか。些細な言葉ですが、それを見て今日も頑張ろうという気持ちになってくれたら。僕もバレンタインに縁がないので、シャンプーだったらあげやすかも」と真面目なコメント。しかし、そのメッセージに込められた思いについてさらに突っ込まれると「ぶっちゃけコレ、CMのキャッチフレーズなんです(笑)」と明かし「僕自身は常識人だと思うんですけど、そんなに非常識に見えますか? でもいいキャッチフレーズですよね」と、まさに常識にとらわれないコメントで会場を笑わせた。

 またバレンタインデーについては「ジャニーズにいて、こういう立場にいさせてもらうとみなさんに“チョコレートをいっぱいもらったでしょう”とよく言われるんですけど、2月14日がバレンタインデーだという事を忘れるぐらいもらった事なかったですね。むしろ僕の中では2月14日は母親の誕生日なので、母の事を思い出したり、考えたりする事が多かった。逆にプレゼントをしていましたね」と母親思いなところを見せた。
 さらに「モテない男だったし、どちらかというと気持ち悪いと思われてたんじゃないかな。ただひとりだけそんな僕にチョコレートをくれた同級生がいて…。きっとその子も変わり者だったんでしょうね(笑)。でも僕にチョコレートを渡しているところを見られたら、多分いじめられるんじゃないかと思うぐらいの感じでしたが、勇気を振り絞ってくれたんだと思うと、ちょっとうれしかったですね」とバレンタインデーの思い出を振り返った。

 CMのキャッチフレーズにかけて、常識を破って成功したことについては「みなさん、常識破りに見えてるかも知れないですけど、僕にとっては常識を破っている感覚はまったくないんですよね。でも、ドラマやお芝居にしても、いわゆるジャニーズがやる様な作品をまったくやらないできているので、考え方によっては常識を破ってしまったのかなと。でもこんな奴が一人ぐらいいてもいいじゃないですか」と自然体でいながら、結果的に常識にとらわれない生き方をしていると分析した。

 新CMは18日から全国で放映が開始される。