光石研、『アウトレイジ』の現場でのしくじりエピソードを告白
TSUTAYAとテレビ東京は、光石研出演のドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」のTSUTAYAプレミアム配信と放送とを記念し13日、都内の会場でPRイベントを開催した。
同作は『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』などを手掛けた人気漫画家、コラムニストの渋谷直角氏による最新作で、宝島社発行の『otona MUSE(オトナミューズ)』で連載中の同名コミックの実写化。イベントには、光石と渋谷氏が登壇した。
光石演じる渋井直人は、おしゃれな日常を過ごすも、次々現れるヒロインたちに右往左往する中年デザイナー。
その役どころについて聞かれた光石は「わりと洋服の趣味も似ています。現場に入っても、自前のチノパンから衣装のチノパンに着替えるみたいな感じで、好みは似ていますね(笑)」とおしゃれ好きな共通点を明かした。原作者の渋谷氏も、光石が演じる渋井について「光石さんと原作の渋井直人は違和感がまるでないです。スムーズに、グラデーションで実写化されているなと。可哀想だなと…(笑)」と大絶賛しながらも、あまりの同化ぶりに同情の声を寄せ会場を沸かせた。
MCからこれまでの放送話で「一番好きなシーンは?」と質問がとぶと、光石は【第2話:張り切って料理を作った後に、家に来る予定だった高田(夏帆)から電話で断られるシーン】を上げ、会場でそのシーンが流れるとお客さんからも笑い声が。「それまでのワクワク感とのカットバックで面白いシーンなんです」と見どころを話しながらも、「僕、料理は一切できないんです。インスタントコーヒーも面倒くさくて作らないくらい。一人暮らしの時は、家の前にある自販機でコーヒーを買って朝に飲んでいました。こだわりもそんなにないですし、掃除も必要に駆られてやるくらいで、苦手です。だから、張り切って料理をして、それでフラれたことはないですね(笑)」とドラマとは異なる意外な素顔を明かした。
さらに、バレンタイン直前と「TSUTAYAプレミアム」にちなみ、一粒1500円の超高級チョコレートと、一箱600円のチョコレート、一箱200円のお手頃価格のチョコレートから、味だけで一番プレミアムなチョコレートを当てる “プレミアムチョコレートジャッジ”に挑戦。見事正解すればTSUTAYAプレミアム1年分をプレゼント! 失敗すると過去の赤っ恥エピソードを披露する羽目に…。
目隠しをしながら、渋谷氏に三種類のチョコレート食べさせてもらう光石は「これは甘いですね…」「ドロッとして、さっきのよりビターで…カカオですか?」と本気の試食。最終的に光石が一番高級と思って選んだチョコレートは、一番お手頃価格なチョコレートだったという結果に…! これには思わず光石も「絶対わからないよ!」とがっかりした様子。
そんな光石は、ドラマの渋井にちなんだしくじったエピソードとしてアウトレイジでのエピソードを告白。「『アウトレイジ』に初めて出演させていただいたのが55歳くらいだったのですが、そんな年でも、白龍さん西田さんとか、周りには先輩が沢山いらっしゃった環境でした。『1』の時に、そんな錚々たるメンバーの中で、顔合わせにカットソーで現れたのは僕と加瀬君だけだった(笑)。他のみなさんはスーツで…ちょっと渋井的なエピソードでした(笑)。スーツで行けばよかった」とドラマさながらな失敗談を披露。会場も笑いに包まれ、温かい拍手が巻き起こった。
イベントの最後には、「今日はご飯時の時間に来て頂きありがとうございました(笑)。みなさんのお力でぜひ、SNSなどで拡散いただければ。一人でも多くの方に見てもらい、評判になっていただければと存じます。何卒よろしくお願いいたします!」とアピール。渋谷氏も「原作もよかったら…買ってください(笑)。渋井さんを見ているとフッとした時に『今同じことやってる』って思う瞬間があると思います。それもひっくるめて自分を愛してあげてください」と“渋井直人”の見どころを語った。
イベント終了後には来場者全員にドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」の特オリジナルチョコレートが手渡された。
BSテレ東放送:毎週火曜深夜0時~0時30分( https://www.tv-tokyo.co.jp/shibuinaoto/ )