【東京マラソン3日開催】大迫傑、目標タイムは「??????」

ディクソン・チュンバ(ケニア)、エルハサン・エルアバシ(バーレーン)、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)、木滑良(MHPS)、中村匠吾(富士通)、佐藤悠基(日清食品グループ)

「東京マラソン2019」が3日、開催される。今年はこれまでよりも2000人多い3万8000人が早春の東京を駆け抜ける。

 国内外からトップランナーたちも集結する。1日、都内でプレスカンファレンスが行われ招待選手が出席。男子の会見には、ディクソン・チュンバ(ケニア)、エルハサン・エルアバシ(バーレーン)、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)、木滑良(MHPS)、中村匠吾(富士通)、佐藤悠基(日清食品グループ)が登壇した。

「(目標タイムに)こだわりすぎると自分自身、力んでしまう」と、大迫

 勝敗の行方や記録も気になるところだが、今大会の注目は日本人選手たちがどう走るか。9月に2020年の東京五輪への代表を選考する「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」があるが、登壇した4人選手は既に出場が決まっている。
 
 大迫は、本大会に出場した理由について、「ひとつは時期的なところでマッチした。MGCは東京で行われるので、コースはまったく同じではないんですけど、雰囲気とかメディアの方の感じとか、独特な緊張感がおそらくあるので、それに向けて準備をしておきたいという気持ちがあった」と、説明。

 目標タイムを聞かれると「?時間??分??秒」の答え。「今までそんなにタイムを気にして走ってこなかった。もちろん、タイムが良ければ良いに越したことがないんですが、気象条件だったりペースに左右される中で、あまりそこにこだわりすぎると自分自身、力んでしまうかなと」。当日の走り方については「走り始めてみないと何とも言えないんですけど、状態が良ければ前についていくし、よくなければ後半からゆっくり行く。毎度のことなんですけど自分の体と対話をしてその時に決めていきたい」と、話した。

 昨年の大会で優勝したチュンバが「ペースメーカーがよく走ってくれれば私も走れる。コースは熟知している。ベストは狙える」とコースレコードを取ると宣言していた。



他選手のコメントは以下の通り。

ディクソン・チュンバ
東京でよく走りたいと思っている。ペースメーカーがよく走ってくれれば私も走れる。コースは熟知している。条件さえ揃えばベスト(コースレコード)は狙える。目標は2時間3分57秒(大会記録は2時間3分58秒)

エルハサン・エルアバシ
足に痛みがあって練習ができない期間もあったが、以前と同じ練習ができている。当日はベストを尽くしたい。目標タイムは2時間4分00。

木滑良
ニューイヤー駅伝では上がり切らなかった部分があるが、東京マラソンに向けてしっかり準備ができてきたので、当日に自分の力を発揮するだけ。当日は第2集団のほうでいって余力を残し、後半は自分で上げていければ結果もついてくると思うので、そういう走りを心掛けていきたい。目標は2時間7分59。去年8分8秒で走った。できれば今回7分台を出したい。

中村匠吾
トレーニングは4カ月間しっかり積むことができたので、当日は万全な状態でスタートラインに立てると思う。先頭集団でしっかり勝負することを目標に頑張りたい。目標タイムは2時間6分30。ベルリンマラソンに向けてのトレーニングも少しずつの積み重ねで上乗せすることができた。タイムも大事だし勝負も大事だと思う。まずは6分台でゴールできるよう頑張りたい。

佐藤悠基
1月は十分なトレーニングができましたし、丸亀(ハーフマラソン)では転倒もあって若干の予定の狂いはあったんですが、大した変更もなく2月しっかりトレーニングできた。ここまでは順調にできていると思っている。今回のレースのテーマは攻めの走り。速い選手がいるので、チャレンジして、少しでも長く食らいついていければ。目標タイムを2時間6分30にしたのは東京マラソンを走るにあたってトレーニングを組み立てるのにひとつの目安にしていたため。当日はタイムを意識しないで、流れや勝負にこだわって走りたい。