【インタビュー】速水もこみちも思わず嫉妬!? “罪な女”よしこ(ガンバレルーヤ)爆誕



 映画主演初挑戦ながら存分に楽しんだ様子。

よしこ「並木監督からは月9のヒロインのように演じて、と言われていました。並木監督って女優さんのように、お美しい方なんです。その監督が、カメラが回る前に見本の演技を見せてくださるんですけど、お美しいので、それがまさに月9のヒロインそのものなので、その後に自分が演じると若干、違和感があったんですけど(笑)。それだけ監督がしっかりイメージを持ってそれを丁寧に教えてくださったし、速水さんをはじめ共演者の方もリハーサルを何度もしてくださったり、温かい方が集まった現場で本当に楽しかったという思い出しかないです」

速水「今回、テレビでコントするときのよしこさんとはまた違った表情を見せてくれるので、そのギャップがまたすごく良かったですよね。初主演ということで緊張もあったと思うけど、撮影の合間に1人でずっとセリフの練習をしていたり、香澄が走ってきた、という設定のシーンをとるときには本当に500メートルくらい走ってきたり…」

よしこ「私が異様に階段を上り下りして走っていたから、速水さんが心配して“そんなにしたら本番で疲れちゃうよ”って声をかけてくださったのに、私はそれを振り切って走り続けてしまって。その後の撮影で疲れて眠くなってしまいすごく後悔しました。速水さんて本当に優しいんですよ」

速水「そんなよしこさんの姿を見て、周りの共演者やスタッフも一生懸命やろうという気持ちが増していったんだと思います」

 劇中は、壁ドンやあごクイ、バックハグと胸キュンシチュエーションも満載。

よしこ「私はもう身を任せるというか、そのままドキドキしていれば良かったので、ご褒美タイムでした(笑)。その瞬間、本当にキュンとするんですよ。顔にもそれが出ましたし、監督にもバレてました。“今すごくキュンとした顔をしてたね、本当に恋していたでしょ”って。ドキュメンタリーといっていいくらいにリアルな私の恋を映していただいたと思います」

速水「実は僕もああいうシチュエーションに慣れていないというか、ほとんどやったことが無かったんです。だから“壁ドン”をしても僕が大きすぎちゃって顔が近づかなくて。“あごクイ”をするのも初めてでした」

よしこ「意外ですね、お上手でしたよ」

速水「でもあごがつるっと滑って、何度かやり直してしまって(笑)」

よしこ「私、あごからすごく油がでるんですよ。私は何度もNG出せって思っちゃいました。普通に恋を楽しんでしまっていたので、コメディーの要素を忘れてしまうときもあって、監督から方向を修正していただいたこともありました」

速水「でもおかげでラブストーリーの要素とコメディーの要素のメリハリがしっかりしている作品になりましたよね」

よしこ「私、恋をするとボケれなくなってしまうんですよ。そういう体質なんです、恋愛体質といったらアレですけど。だから現場で面白いことをしようという気持ちがまったくなくて…ごめんなさい、芸人として最悪なんですけど」

速水「すごいなと思ったのは、ボケるぞと構えている感じがまったくしないのに、それが自然な会話の流れの中で面白い演技ができること。やっぱりすごいなと改めて思いましたし、役者としても刺激を受けました」