若手起業家らが考える「2020年以降のエンタメ界は…」【BEYOND 2020 NEXT FORUM】
阿部広太郎
吉田が「情報社会になったことで批判や反感が可視化され、新しいことにチャッレンジしにくい空気が生まれた一面もあると思う」と語ると阿部も「情報との距離が“近いけど遠く”なっている気がします。いろんなことを知ることができるけどアクションを起こす人は少ないのでは。たくさんの価値観に触れた時に、自分とは違うなと距離を置いてしまう人がいるけど、そういう人を情報と近づけたり行動したいと思わせる企画を作っていきたいですね」。横澤は「“自分事”にできないのが今の社会かな、と思う。情報に触れても否定から入ってしまうという姿勢に寂しさを感じます。関係性の貧困というお話がありましたが、まさにそれを感じることが多々ある。好きなことを好きと言える環境、異なる価値観をリスペクトできる環境を僕は作りたい」。“つながる”と“分断”が同時に起きている、と登壇者たち。中川は「仕事上、インスタをやっている子たちが間近にいますが、インスタ映えする食べ物を写真に撮ったあとゴミ箱に捨てていたりするのを見ると“本当の好きってなんだろう”と思うんです。ネットでも“本当の好き”を伝えればいいのに、と」と提言。