動物たちが大行進! 上野・国立科学博物館で『大哺乳類展2』



 特別展『大哺乳類展2ーみんなの生き残り作戦ー』がきょう21日開幕する。哺乳類が、変化し続ける地球上の環境に適応しながら、どのように生き残ってきたのかがテーマで、およそ540点のはく製や骨格見本と、最新の解析映像などを交えながら、「哺乳類が、命をつなぐために地球環境に適応し発達させてきた、さまざまな姿や能力を紹介」する。哺乳類の特徴的な能力であるロコモーション(移動運動)、食べる、産む・育てることにも迫る。

 ハイライトのひとつは、会場中央に位置する、200種類ものはく製標本を系統と分類別に展示しているもの。あたかも行進しているかのようで圧倒的だ。

 主催である国立科学博物館の林良博館長は「哺乳類の多様性を理解し、地球上に住む生物の多様性を維持するために、私たちにできることは何かを考えるきっかけになれば」と、話した。

 6月16日まで同所で。

テープカットを行う、主催のTBSテレビの横井仁事業局長、国立科学博物館の林良博館長、文化庁の宮田亮平長官、主催の朝日新聞社の市村友一執行役員、主催のBS-TBSの佐藤功一メディア事業局長

音声ガイドは俳優の瀬戸康史が担当「自分の声、正直照れくさい」

 同日、開会式前に、瀬戸康史が取材に対応。音声ガイドを担当したことについて、「自分の声なんで正直照れくさい部分もありますけど、細かいところも説明させていただいているので、それを聞きながらだと、より深く哺乳類たちのことが深く知ることができると思います。子どもたちも来ると思うので、ちょっとクイズも出したりしているので、楽しみにしてほしい」。

 動物好きで絵を描くのも好きだという瀬戸は絵を描きおろし、作品が特別企画、哺乳類に魅せられたクリエイター8組による哺乳類をテーマにした作品を展示する「Art of Mammals(アート・オブ・ママルズ)」に展示されている。タイトルは『mammalian & technology』。「生き物が生き残る手段としてテクノロジーは欠かせないのかなと、その目線で書かせていただきました」と説明した。

好きだというビビッドなカラーを取り入れた、瀬戸康史の絵