プロ級のサクサク感!山菜のミニかき揚げ【午前0時に揚げてみた】


 春の緑色が美しい山菜のかき揚げです。粉山椒と塩を混ぜ合わせた山椒塩をふっていただきます。春の香りと苦みがふわ〜っと口に広がる大人の味です。家飲みで披露したら尊敬のまなざしを集めること間違いなし! 桜えび、たけのこを加えてもおいしいですよ。

編集部員がやってみた(かき揚げ)
 かき揚げ…揚げ物好きにはなんて素敵な響き。しかも春の山菜なんて、超贅沢ではないか。ふきのとう、たらの芽、うるい、こごみ…などなどちょっと苦いけど、春を感じる山菜たちを揚げられる幸せ。が、ここで問題が。かき揚げって難しくない?! だって、だって何度挑戦してもバラバラになるんだもん! 今回こそリベンジだ!とばかりにグー先生に教えを乞う。そっか、鍋肌に添わせるように油に入れて、箸でぐっと抑えるのね…。やりましたよ、その通り。し・か・し! やはりバラバラ事件に…。しかし、ここで負けるわけにはいかない。1週間後、リベンジしてみた。そこで気をつけたのは、小麦粉と水の分量、そして油の温度をきちんと測ること、小さめサイズで揚げるなどの先生のアドバイスを頭に叩き込む。そしてなんといっても慌てない事。油に投入する時にも慎重に慎重に鍋肌を優しく滑らすように入れつつ、箸でがっちりホールド。もちろん、油の温度もばっちりっす。そしたらね、多少欠片は油の表面に散っていったが、なんとか形を残す事に成功しました! やったー! いびつな形ではあるが、かき揚げを自分で揚げられた事に、己の成長を感じた1日であった。かき揚げ上手は料理上手と思われる事間違いなし! ぜひ、チャレンジしてみてほしい。

【アレンジ】
ごはんにかき揚げをのせて、お茶やだし汁をかけて天茶(てんちゃ)にするのもおすすめ。わさびを添えると味がグッとしまります。

揚げる道具、揚げるコツに迷ったら基本に帰ろう!
第1回 揚げもの基本のキ

同じく、天ぷら系の揚げ物はこちら!
第3回 晩酌のおとも、ちくわの磯部揚げ
【監修】林幸子先生

料理研究家。東京・表参道の料理教室「アトリエ・グー」主宰。愛称は“グー先生”。
兵庫県出身。大手食品会社で料理開発に携わったのち、独立。料理研究家として30年以上のキャリアをもつ。栄養士、フード・コーディネーター、江戸ソバリエ・ルシック、日本茶アドバイザー、雑穀エキスパート。実生活にそったむだのないレシピが好評で、基本の料理からアイデアあふれるオリジナル料理まで得意分野は幅広い。NHK「ガッテン!」などのテレビや雑誌、書籍等でも活躍。レシピ本の著書も多数出版しているほか、台所仕事のかしこい時短テク満載の『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』も好評発売中。
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