「ブチュッとやって」突然のキス演出も…高良健吾と多部未華子、84歳の巨匠に心酔



 一方、多十郎を追い詰める京都見廻組隊長・溝口を演じた寺島は「たまたま京都の東映にいたときに本作台本を見かけて、配役を見たら溝口のところが空欄だった。自分も幕末ものが好きで『実録 新選組』で土方歳三をやったことがあるんですけど、是が非でもこの役をと、中島監督に初めてお会いして直談判しましたら、中島監督が“いや、この役は松方弘樹さんにやってほしかったんだよね”と言われまして。でも松方さんが東映時代劇で残した功績は多大なもので、追悼する思いも込めて現場に臨みました。今日はマグロ一筋と書いてある赤いパンツをはいてきました」と明かし、会場の笑いをさそった。寺島との殺陣について高良が「ほとんど練習なく。寺島さんに言われたのは“早く行くからついてこいよ”とひと言だけ(笑)」とこぼすと、寺島は「高良くんとは誕生日が一緒なので、絶対に合うと思って」と苦笑。