橘ケンチが『魍魎の匣』! 京極夏彦の大人気小説が舞台化
京極夏彦(左)は撮影:森 清
橘ケンチ(EXILE / EXILE THE SECOND)が舞台『魍魎の匣』に主演することが15日、発表された。
京極夏彦による同名の人気ミステリー小説を舞台化。原作は人気の「百鬼夜行シリーズ」の一作品。シリーズは、昭和20年代を舞台に古本屋を営む京極堂こと中禅寺秋彦が「憑物(つきもの) 落とし」を駆使して、謎に包まれた事件の数々を解き明かしていくもの。魅力的な登場人物や、民俗学や論理学、妖怪などさまざまな蘊蓄が詰め込まれているのもまた人気の理由だ。
橘は、主演決定に際しコメントを寄せ、「 鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。 皆様を『魍魎の匣』中毒にできたら、、と願っています」と、意気込む。
京極夏彦氏は「魍魎は、この世のものではありません。 この世とあの世の端境に棲みつく化生のものです。 当然、簡単に逢えるものではありません。 魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。 そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。 もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、 『魍魎の匣』という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、 匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。 血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。 そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません」と、コメントを寄せている。
6 月21~30 日まで天王洲銀河劇場で上演。その後、 神戸でも公演がある。
京極夏彦による同名の人気ミステリー小説を舞台化。原作は人気の「百鬼夜行シリーズ」の一作品。シリーズは、昭和20年代を舞台に古本屋を営む京極堂こと中禅寺秋彦が「憑物(つきもの) 落とし」を駆使して、謎に包まれた事件の数々を解き明かしていくもの。魅力的な登場人物や、民俗学や論理学、妖怪などさまざまな蘊蓄が詰め込まれているのもまた人気の理由だ。
橘は、主演決定に際しコメントを寄せ、「 鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。 皆様を『魍魎の匣』中毒にできたら、、と願っています」と、意気込む。
京極夏彦氏は「魍魎は、この世のものではありません。 この世とあの世の端境に棲みつく化生のものです。 当然、簡単に逢えるものではありません。 魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。 そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。 もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、 『魍魎の匣』という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、 匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。 血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。 そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません」と、コメントを寄せている。
6 月21~30 日まで天王洲銀河劇場で上演。その後、 神戸でも公演がある。