チーズ&のりを挟んだ、重ねハムカツ【午前0時に揚げてみた】
第19回 チーズ&のりを挟んだ、重ねハムカツ【午前0時に揚げてみた】
居酒屋の定番つまみ、ハムカツ。せっかく手作りするなら、薄切りハムにうまみをプラスしたリッチなハムカツはいかが? 料理研究家グー先生が教えるレシピは、のり&チーズ入りの「重ねハムカツ」です。ビールのつまみはもちろん、お弁当やサンドイッチの具にもおすすめです!
材料(2個分)
ハム(薄切り) 8枚
溶けるスライスチーズ 4枚
のりの佃煮(市販品) 小さじ2〜3
(焼きのりで代用可)
<バッター液>
溶き卵 1個分
水 大さじ1/2
小麦粉 大さじ2
生パン粉 適量
揚げ油 適量
ハム(薄切り) 8枚
溶けるスライスチーズ 4枚
のりの佃煮(市販品) 小さじ2〜3
(焼きのりで代用可)
<バッター液>
溶き卵 1個分
水 大さじ1/2
小麦粉 大さじ2
生パン粉 適量
揚げ油 適量
【作り方】
1)ハム、チーズ、のりを交互に重ねる
ハム、チーズ、ハム、のりの佃煮小さじ1/2、ハム、チーズ、ハムの順に重ねて1組にする。チーズはハムからはみ出ないように、四方の角を少し内側に折り畳むとよい。同様にもう1組を作る。
2)バッター液を作る
<バッター液>の材料をなめらかになるまで混ぜる。泡立て器がなければ、手を猫の手の形にして混ぜるとよい。
3)バッター液、パン粉の順に衣をつける
2)のハムを両手でそっと持ち、ハムの側面をバッター液に浸し、くるくるまわしてから、ハムの両面にもバッター液をつける。たっぷりのパン粉にのせて、上からパン粉をたっぷりとかけ、軽く手で押さえる。
<ポイント>
さらっとしたバッター液にして、軽い食感の衣を目指す
「バッター液はデコボコした食材に衣をつけるときに活躍する、ドロッとした衣のこと。ハムカツには薄い衣が合うので、第14回 牡蠣フライで紹介したバッター液より、さらっと軽い配合にしています」
さらっとしたバッター液にして、軽い食感の衣を目指す
「バッター液はデコボコした食材に衣をつけるときに活躍する、ドロッとした衣のこと。ハムカツには薄い衣が合うので、第14回 牡蠣フライで紹介したバッター液より、さらっと軽い配合にしています」
4)揚げ油を180〜190℃に熱して、3)を揚げる
フライパンに揚げ油を2cm深さに入れて180〜190℃の高温に熱し、3)を形が崩れないようにそっと入れる。表面が色づいたら、菜箸と木ベラなどを使って上下を返す。菜箸でゆっくり左右に動かし、全体がカラッとしたら網に取り出す。1個のサイズが大きいので1個ずつ揚げるとよい。
ハムカツからチーズとのりがとろ〜り溶け出す!
半分にカットすると、チーズがとろ〜り溶け出します。好みでとんかつソースをかけていただきます。ハム、チーズ、のりの佃煮に塩気があるので、そのまま食べてもおいしいですよ!
【揚げ物大好き!編集部員がやってみた】
「ハムカツ、懐かしい!」と言うと若者に「いつの時代の人ですか?」と小馬鹿にされる今日この頃。このハムカツを食べてもそんな口が聞けるのかなーってぐらいのハムカツが今回のテーマ!
スーパーなどで、3〜4パックいくらで売っている普通のハムを使用するのだが、それを何層にも重ねることで、ボリュミ—なハムカツに。さっそくハム、チーズ、ハム、のり、ハム、チーズ、ハムと軽快に重ねていく。ここまでは簡単。そしてすっかり手慣れた感じで、バッター液、パン粉をつけていく。そして油の海へどぼーん! じゅわーっと広がる泡。これよ、これ。揚げ物のだいご味。基本、火を通さないと食べられないものがないので、裏表が薄い茶色になってきたら、サッとあげる。そして次のハムカツを…っと、まだバッター液につけてない! 油の温度が上がる前に、投入しなくてはとあわただしく作業。なんとかパン粉をつけて、油の中に。ホッとしたのもつかの間、なんとハムがぺろーんとはがれてきて、中からチーズがどろりと出てきた。しまった! 重ねた表面にバッター液とパン粉はつけたのだが、周りにつけるの忘れた! それ、グー先生が言ってたやつじゃん、私のバカバカ。周りにも丁寧につけるのがコツだったのに、そのコツを焦るあまり、すっかり忘れていたのだった。かくして、1個目は大成功! そして2個目は大失敗というなんとも微妙な結末に。しかし、味は抜群。海苔がしょっぱいから、なんにもつけなくても、そのままで十分にうまい! 今度こそ、すべてのハムカツを成功させるぞー! ちなみに、家の者にも「味は最高」と大好評(?)でした。
「ハムカツ、懐かしい!」と言うと若者に「いつの時代の人ですか?」と小馬鹿にされる今日この頃。このハムカツを食べてもそんな口が聞けるのかなーってぐらいのハムカツが今回のテーマ!
スーパーなどで、3〜4パックいくらで売っている普通のハムを使用するのだが、それを何層にも重ねることで、ボリュミ—なハムカツに。さっそくハム、チーズ、ハム、のり、ハム、チーズ、ハムと軽快に重ねていく。ここまでは簡単。そしてすっかり手慣れた感じで、バッター液、パン粉をつけていく。そして油の海へどぼーん! じゅわーっと広がる泡。これよ、これ。揚げ物のだいご味。基本、火を通さないと食べられないものがないので、裏表が薄い茶色になってきたら、サッとあげる。そして次のハムカツを…っと、まだバッター液につけてない! 油の温度が上がる前に、投入しなくてはとあわただしく作業。なんとかパン粉をつけて、油の中に。ホッとしたのもつかの間、なんとハムがぺろーんとはがれてきて、中からチーズがどろりと出てきた。しまった! 重ねた表面にバッター液とパン粉はつけたのだが、周りにつけるの忘れた! それ、グー先生が言ってたやつじゃん、私のバカバカ。周りにも丁寧につけるのがコツだったのに、そのコツを焦るあまり、すっかり忘れていたのだった。かくして、1個目は大成功! そして2個目は大失敗というなんとも微妙な結末に。しかし、味は抜群。海苔がしょっぱいから、なんにもつけなくても、そのままで十分にうまい! 今度こそ、すべてのハムカツを成功させるぞー! ちなみに、家の者にも「味は最高」と大好評(?)でした。
揚げる道具、揚げるコツに迷ったら基本に帰ろう!
第1回 揚げもの基本のキ https://www.tokyoheadline.com/412642
同じく、細かいパン粉を使った揚げ物はこちら!
第11回 みんなで串揚げパーティー
https://www.tokyoheadline.com/430582/
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【監修】林幸子先生
料理研究家。東京・表参道の料理教室「アトリエ・グー」主宰。愛称は“グー先生”。
兵庫県出身。大手食品会社で料理開発に携わったのち、独立。料理研究家として30年以上のキャリアをもつ。栄養士、フード・コーディネーター、江戸ソバリエ・ルシック、日本茶アドバイザー、雑穀エキスパート。実生活にそったむだのないレシピが好評で、基本の料理からアイデアあふれるオリジナル料理まで得意分野は幅広い。NHK「ガッテン!」などのテレビや雑誌、書籍等でも活躍。レシピ本の著書も多数出版しているほか、台所仕事のかしこい時短テク満載の『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』も好評発売中。
料理研究家。東京・表参道の料理教室「アトリエ・グー」主宰。愛称は“グー先生”。
兵庫県出身。大手食品会社で料理開発に携わったのち、独立。料理研究家として30年以上のキャリアをもつ。栄養士、フード・コーディネーター、江戸ソバリエ・ルシック、日本茶アドバイザー、雑穀エキスパート。実生活にそったむだのないレシピが好評で、基本の料理からアイデアあふれるオリジナル料理まで得意分野は幅広い。NHK「ガッテン!」などのテレビや雑誌、書籍等でも活躍。レシピ本の著書も多数出版しているほか、台所仕事のかしこい時短テク満載の『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』も好評発売中。