オタクも2.0! アニソンDJイベント行ってみたらダサいオタクがいなかった

 みなさんは「オタク」というとどんなイメージを持つだろう。リュックサックにポスターをビームサーベルのように入れ、チェックシャツをジーパンにインして秋葉原を歩く…そんな「典型的オタク像」を作ったのは、名作『電車男』だろうか。しかし、『電車男』が放映されたのは2005年、もう14年も前なのだ。時が経つのが早すぎて怖い。

 サブカルがサブカルではなくなり、アニメも日本のメインカルチャーのひとつになっているといっても過言ではない。そんな今のオタクを象徴するイベント「jumeaux in TOWN 2019」の様子をリポートする。


 4月14日、女子クリエイターユニット『jumeaux(じゅーも)』による、アニソンDJ×アパレルファッションという異色のコラボイベント「jumeaux in TOWN 2019」が、渋谷のクラブ「lounge NEO」で行われた。

 じゅーもは服飾出身の女子2人からなる「おたくりえいたー」ユニット。アパレルブランド「じゅーも」として、季節ごとにコレクションを展開している。

 オタクといえば、外見に関わるものよりもコンテンツにお金をかけたい生き物。そんな先入観から考えると、クラブDJというパリピイベントはオタクのイメージから遠くかけ離れたものであり、その上、デザイナーズブランドのアパレル展開というファッショナブルなものが、オタクから受けそうには到底思えない。
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