斎藤と宇野がオランダ勢に判定負け。30周年飾れず【5・6 修斗】

サルダリのグラウンドテクニックに最後まで手こずった斎藤(撮影・小林郁人)
世界フェザー級王者・斎藤はアギー・サルダリに判定負け

 世界フェザー級王者の斎藤裕はオランダのアギー・サルダリと対戦。0-2の判定で敗れた。

 斎藤は1R、パンチからタックルでテイクダウンを奪い上を取るが、サルダリは驚異的な身体能力で立ち上がると逆にケージに押し込んでいく。斎藤は投げを狙うが上を取られそうになり断念。この攻防時に斎藤はケージに右目尻を打ち付けてしまい出血。差し合いからケージ際でのポジション争いになるが、斎藤の出血にドクターチェックが入る。

 再開後、斎藤は右ミドルからタックルに。ケージに押し込んで足をかけてバランスを崩したところ、そのまま投げてテイクダウン。パウンドもサルダリはここでも立ち上がり逆にケージに押し込みヒザを放つが、これがローブローとなり試合は中断。再開後、すぐにゴングとなる。

 2R、斎藤はパンチの連打からタックルを仕掛け組み付いて押し込むがサルダリはテイクダウンを許さない。しかしここで斎藤の右フックでサルダリがぐらり。ここで斎藤はパンチの連打で追撃も、サルダリは耐え抜きタックル。斎藤はフロントチョークにとらえるが、サルダリは首を抜いて上を取り、立ちかける斎藤をケージに押し込んでいく。

 立ち上がった斎藤は入れ替え逆に押し込み、振ってテイクダウンを狙うが逆にサルダリが上でケージに押し込む形に。

 バックを奪ったサルダリは強引に引き倒すが、斎藤は首を取り再びフロントチョークを狙う。抜いたサルダリがパウンドを狙うが、ここでゴング。