扇久保が清水にKO勝ちで30周年大会締めくくる【5・6 修斗】

フィニッシュは亀になった清水にパウンドの連打(撮影・小林郁人)
じりじりとした展開も4Rに一気に決着

 2Rになっても扇久保がプレッシャーをかける展開は変わらず。

 清水が右フックを放つも扇久保はバックステップでかわし、ローで攻め込んで行く。清水もローを返すが単発に終わる。しかし扇久保も頻繁に構えをスイッチしながら攻撃の糸口を探るが、なかなか畳み掛ける攻撃は繰り出せない。ラウンド終了間際に扇久保のローをキャッチした清水がパンチを放つがここでゴンク。

 3Rに入ると、今度は清水が手数で勝り始める。扇久保も右フックで飛び込むが清水はかわしてパンチを出していく。その後もロー、ハイ、そしてフックと繰り出す清水。扇久保もパンチで追うが清水は足を使ってクリーンヒットは許さない。扇久保は右フック当ててから左のパンチ、ハイとつなげるが、清水はかわす。残り10秒、扇久保が左ハイを放つと当たりは浅いもののこれで清水は右まぶたをカットしてしまう。

 じりじりとした展開に突然フィニッシュが訪れたのは4R。タックルを切られた扇久保だったが、強烈な左ミドルを2発清水のボディーに叩き込む。