【インタビュー】EXILE SHOKICHI、最新作『1114』で「出し切った」
撮影/小林郁人
――アルバム全体的の印象ですが、壮大なロックチューンもあるし、ダンサブルな面もある……。ライブを意識していることもありますが、いろいろな曲調があります。でも、なにかひとつのまとまりとしてあるように感じました。
そこ、心配だったんですよね。とっちらかりすぎてるかなって。でも最終的にはギリギリどうにかなったかなあ……と、今は思っています。
――前作よりも作品としてのフィット感が向上しているように感じました。……間違いなくキャリアハイ。
いい感じに高められたと思います。
――なぜそうできたと思いますか?
作曲をする能力というのかな、アイデアを具現化する力が向上したとは思います。それに、クリエイターたちとのコミュニケーション能力も上がりました。言葉でも、言葉を介さないフィーリングも含めて、より円滑に意思疎通ができた。どの曲も自分ひとりだけでなく、誰かと作っているので、コミュニケーションがうまく図れるようになるということは強みですね。
――そのいい例として紹介していただけるエピソードはありますか?
収録曲のなかに「Ooo!」という曲があるんですが、この曲はEXILEで「STEP UP」を一緒に作ったThe Stereotypesと制作をした曲なんです。「STEP UP」を作った時に時間が1時間余ったので、じゃあ、もう1曲作ろうよ!って作った曲で。
――時間が余るって、コミュニケーションとフィーリングがバシッと決まったってことですものね。
はい。それもアドリブで。The Stereotypesのトラックがあって、自分がメロディーを作って。ギターのように聞こえる音は、実は自分の声で、機械を使ってギター音みたいにしているんです。
――さて、楽曲の話がでたところでですが、アルバムを聴いて思ったのが、すごい始まりだってことです。
ハッとさせるような出だしにしたかったんです。それで、バラード始まりでいってみようと。「1114 Miracles」はすごく大事な曲です。1114は前作の『THE FUTURE』から『1114』リリースまでの日数なんですが、1114日間、自分はこんな思いで過ごしていた、そんなメッセージのある曲になっています。
――パーソナルな曲で、赤裸々とも言い換えられる曲。
そういう感じのツアーにしていきたいんですよ。強いところだけじゃなくて、自分自身の弱い部分もしっかり見せて、自分はこうやって積み上げてきたんだ、と。自分の生きざまを表現したいと。なので、出だしの「1114 Miracles」「マボロシ」で自分の過去や軌跡を表現したくて。たっぷり2曲使って(笑)、階段を上ってきた感じを詰め込みました。
――……たっぷり(笑)。
ツアーのイメージ、ツアーの伝えたいことを詰め込んで。満を持してのツアーですから!
――「1114 Miracles」はタイトルトラックでもありますが、アルバム、つまりツアーの軸ですよね。そういう意味では。この曲がスタート地点?
いや、この曲は最後なんですよね。
――それは、そこまで完成させられなかったとかそういうことなんでしょうか。
(笑)……ギリギリまでとっておきたかったんです。それもまた、キャリアハイにつながるんですけど、楽曲もまた新しいものが一番いいし、自分にとって最高なんです。曲を作るたびにレベルが上がっていくので、この大事な曲はこのアルバムのなかで一番最後に作りたかった。
――その考え方は当たりました。このアルバムは1曲目を聴いたら、次の曲も、そしてその次もという作品です。
とにかく1回聴いてほしいって思いますね。まずは2曲目までは。そしたら、こんなのもあるんだ、あんなのもあるんだという面白い感じになっていると思うので。
――冒頭におっしゃったように、本当にいろいろですよね。先日リリースされた「サイケデリックロマンス feat. SALU」なんて、タイトルトラックとは真逆ともいえますし。
ツアーが夏なので、この夏の想い出を刻めるようなサマーチューンを作ろうと思って作った曲なんです。昨年は「Good Vibes Only feat. JP THE WAVY, EXILE SHOKICHI」でSALUくんと夏を盛り上げられた気がしているので。2019年版じゃないけど、SALUくんと一緒にやりたいなと思って。ラテン調で夏っぽい感じですし、内容もウキウキ。恋をして楽しくて、日常の景色がカラフルに変わっていく、そういうハッピーソングになりました。
――いろんなジャンルが飛び出しますね。
いろんな側面を見せたいと、たくさん考えましたから。ツアーにはグループの中のEXILE SHOKICHIを見慣れている方たちがほとんどだと思うんです。グループならいろんな人が見られて、いろんな曲があって、あっというまに2時間が過ぎてしまいます。それが1人なら……自分ばっかなので、すぐに飽きちゃうというか……。
――そんなこと、あるかしら……(笑)。
とにかく、いろんな顔、音楽を見せたいんです。1人でもあっという間に感じさせたいんですよ。
――間違いなくそうなると思います。最後にですが、SHOKICHIさんにとって、この1114日間ってどんな期間だったと感じていますか?
僕の中で特別でした。EXILE THE SECONDでアルバムを2枚出して、ツアーも2回しました。それぞれ公演数も多かったです。そしてEXILEのツアーもあって……音楽とも向き合えたし、自分のキャリアのなかでもっとも成長できました。
――キャリアハイ、自分ハイ的な。
そのうえで結構、自分はまだまだいけるという感じもあって。曲のアイデアもまだ出てくると感じるし、……自分でいうのもなんですが、伸びしろあるぞって。
――次のキャリアハイ、EXILE SHOKICHI史上最高は、ツアーですね。
はい。今は、とにかくツアーを成功させたいですね。歌って、踊って、楽器を弾いて。自分も持てるものすべてを駆使して、総合エンターテインメントのステージにしたいです。
――期待の高まりが、過ぎます!
そこ、心配だったんですよね。とっちらかりすぎてるかなって。でも最終的にはギリギリどうにかなったかなあ……と、今は思っています。
――前作よりも作品としてのフィット感が向上しているように感じました。……間違いなくキャリアハイ。
いい感じに高められたと思います。
――なぜそうできたと思いますか?
作曲をする能力というのかな、アイデアを具現化する力が向上したとは思います。それに、クリエイターたちとのコミュニケーション能力も上がりました。言葉でも、言葉を介さないフィーリングも含めて、より円滑に意思疎通ができた。どの曲も自分ひとりだけでなく、誰かと作っているので、コミュニケーションがうまく図れるようになるということは強みですね。
――そのいい例として紹介していただけるエピソードはありますか?
収録曲のなかに「Ooo!」という曲があるんですが、この曲はEXILEで「STEP UP」を一緒に作ったThe Stereotypesと制作をした曲なんです。「STEP UP」を作った時に時間が1時間余ったので、じゃあ、もう1曲作ろうよ!って作った曲で。
――時間が余るって、コミュニケーションとフィーリングがバシッと決まったってことですものね。
はい。それもアドリブで。The Stereotypesのトラックがあって、自分がメロディーを作って。ギターのように聞こえる音は、実は自分の声で、機械を使ってギター音みたいにしているんです。
――さて、楽曲の話がでたところでですが、アルバムを聴いて思ったのが、すごい始まりだってことです。
ハッとさせるような出だしにしたかったんです。それで、バラード始まりでいってみようと。「1114 Miracles」はすごく大事な曲です。1114は前作の『THE FUTURE』から『1114』リリースまでの日数なんですが、1114日間、自分はこんな思いで過ごしていた、そんなメッセージのある曲になっています。
――パーソナルな曲で、赤裸々とも言い換えられる曲。
そういう感じのツアーにしていきたいんですよ。強いところだけじゃなくて、自分自身の弱い部分もしっかり見せて、自分はこうやって積み上げてきたんだ、と。自分の生きざまを表現したいと。なので、出だしの「1114 Miracles」「マボロシ」で自分の過去や軌跡を表現したくて。たっぷり2曲使って(笑)、階段を上ってきた感じを詰め込みました。
――……たっぷり(笑)。
ツアーのイメージ、ツアーの伝えたいことを詰め込んで。満を持してのツアーですから!
――「1114 Miracles」はタイトルトラックでもありますが、アルバム、つまりツアーの軸ですよね。そういう意味では。この曲がスタート地点?
いや、この曲は最後なんですよね。
――それは、そこまで完成させられなかったとかそういうことなんでしょうか。
(笑)……ギリギリまでとっておきたかったんです。それもまた、キャリアハイにつながるんですけど、楽曲もまた新しいものが一番いいし、自分にとって最高なんです。曲を作るたびにレベルが上がっていくので、この大事な曲はこのアルバムのなかで一番最後に作りたかった。
――その考え方は当たりました。このアルバムは1曲目を聴いたら、次の曲も、そしてその次もという作品です。
とにかく1回聴いてほしいって思いますね。まずは2曲目までは。そしたら、こんなのもあるんだ、あんなのもあるんだという面白い感じになっていると思うので。
――冒頭におっしゃったように、本当にいろいろですよね。先日リリースされた「サイケデリックロマンス feat. SALU」なんて、タイトルトラックとは真逆ともいえますし。
ツアーが夏なので、この夏の想い出を刻めるようなサマーチューンを作ろうと思って作った曲なんです。昨年は「Good Vibes Only feat. JP THE WAVY, EXILE SHOKICHI」でSALUくんと夏を盛り上げられた気がしているので。2019年版じゃないけど、SALUくんと一緒にやりたいなと思って。ラテン調で夏っぽい感じですし、内容もウキウキ。恋をして楽しくて、日常の景色がカラフルに変わっていく、そういうハッピーソングになりました。
――いろんなジャンルが飛び出しますね。
いろんな側面を見せたいと、たくさん考えましたから。ツアーにはグループの中のEXILE SHOKICHIを見慣れている方たちがほとんどだと思うんです。グループならいろんな人が見られて、いろんな曲があって、あっというまに2時間が過ぎてしまいます。それが1人なら……自分ばっかなので、すぐに飽きちゃうというか……。
――そんなこと、あるかしら……(笑)。
とにかく、いろんな顔、音楽を見せたいんです。1人でもあっという間に感じさせたいんですよ。
――間違いなくそうなると思います。最後にですが、SHOKICHIさんにとって、この1114日間ってどんな期間だったと感じていますか?
僕の中で特別でした。EXILE THE SECONDでアルバムを2枚出して、ツアーも2回しました。それぞれ公演数も多かったです。そしてEXILEのツアーもあって……音楽とも向き合えたし、自分のキャリアのなかでもっとも成長できました。
――キャリアハイ、自分ハイ的な。
そのうえで結構、自分はまだまだいけるという感じもあって。曲のアイデアもまだ出てくると感じるし、……自分でいうのもなんですが、伸びしろあるぞって。
――次のキャリアハイ、EXILE SHOKICHI史上最高は、ツアーですね。
はい。今は、とにかくツアーを成功させたいですね。歌って、踊って、楽器を弾いて。自分も持てるものすべてを駆使して、総合エンターテインメントのステージにしたいです。
――期待の高まりが、過ぎます!
最新アルバム『1114(イレブンフォーティ)』は5月15日リリース!
EXILE SHOKICHIのソロアルバム第2作目。タイトル曲ともなっている壮大なロックバラード「1114 Miracles」を筆頭に、「君に会うために僕は生まれてきたんだ」「サイケデリックロマンス feat. SALU」など全11曲を収録。フォトブック付きの初回盤[CD+DVD]5918円、[CD+Blu-ray]6458円、[CD+DVD]4838円、[CD+Blu-ray]5378円、[CD]3240円の5形態で発売。価格はすべて税込。
EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019 UNDERDOGG は6月29日スタート!
■長野:長野ビッグハット
6月29日(土)17時30分開場 18時30分開演
■埼玉:さいたまスーパーアリーナ
7月3日(水)17時30分開場 19時開演
7月4日(木)17時30分開場 19時開演
■静岡:静岡エコパアリーナ
7月27日(土)16時開場 17時開演
■福岡:マリンメッセ福岡
8月17日(土)16時開場 17時開演
■大阪:大阪城ホール
9月11日(水)18時開場 19時開演
9月12日(木)18時開場 19時開演
■北海道:北海道立総合体育センター 北海きたえーる
9月15日(日)16時開場 17時開演
EXILE SHOKICHIのソロアルバム第2作目。タイトル曲ともなっている壮大なロックバラード「1114 Miracles」を筆頭に、「君に会うために僕は生まれてきたんだ」「サイケデリックロマンス feat. SALU」など全11曲を収録。フォトブック付きの初回盤[CD+DVD]5918円、[CD+Blu-ray]6458円、[CD+DVD]4838円、[CD+Blu-ray]5378円、[CD]3240円の5形態で発売。価格はすべて税込。
EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019 UNDERDOGG は6月29日スタート!
■長野:長野ビッグハット
6月29日(土)17時30分開場 18時30分開演
■埼玉:さいたまスーパーアリーナ
7月3日(水)17時30分開場 19時開演
7月4日(木)17時30分開場 19時開演
■静岡:静岡エコパアリーナ
7月27日(土)16時開場 17時開演
■福岡:マリンメッセ福岡
8月17日(土)16時開場 17時開演
■大阪:大阪城ホール
9月11日(水)18時開場 19時開演
9月12日(木)18時開場 19時開演
■北海道:北海道立総合体育センター 北海きたえーる
9月15日(日)16時開場 17時開演
オフィシャルサイト:https://exile-shokichi.jp/