相手が“敵前逃亡”の天心「格闘技やめちまえ!」【6・2 RIZIN】

左のオーバーハンドの重いパンチを何発も打ち込んだ那須川
「格闘技で世界一になりたいと思っている人は案外少ないのでは?」

 練習後の会見では那須川はこの日の練習について「7月に向けて練習中のパンチ。オーバーハンドのパンチとか」と話し「相手が分からないので…。相手は見つかるんですかね?」と困惑の表情。

 フェラージについては「プロ失格。格闘技やめちまえ、と思った。同じプロの格闘家とは思いたくない」とバッサリ。

 試合中に相手の心を折ることはしょっちゅうだが、よもや試合前に相手の心を折ってしまったことには苦笑い。そして「格闘技を何のためにやっているのか。最近思うのが、格闘技で世界一になりたいと思ってやっている人って案外少ないんじゃないかなって。ただちょっとベルト取りたいとか格好つけたいとか、モテたいとか。そういう人が多いような気がする」と話した。

 そして「(格闘技以外の)仕事でも、その仕事をしたい、と思ってやっている人は意外と少ないんじゃないですか?」と取材陣に投げかける場面も。

 また先日行われたWBSSでの井上尚哉について「すごい。悔しかった。ああいうふうに世界と戦って。差をつけられたというか、負けてられないという思いがすごくある。すべてにおいてパーフェクト。キックでは自分がトップでやっているが、ジャンルを超えた強さがある」と改めて闘志に火が付いたもよう。

 今回はめての関西での試合になるのだが「関西って格闘技の熱が熱いというのは感じる。個性が強い。関西という国みたい。客層も違うと思う。初めて見る人もいると思う。そういう人たちに東京に来てでも見たいと思わせる試合がしたい」と話した。