木村ミノルがK-1の現状に危機感。「本当の格闘技ファンに満足できるものを提供できていない」【6・30 K-1】

笑顔でWWEについて話す木村
「WWEの神様が味方をしてくれると確信している」

 大会の前2日間、両国国技館ではWWEの日本公演が開催されるのだが、WWEユニバースでもある木村は「2日間やるとなると結構、両国国技館にWWEの神様が深くしみ込んでいると思う。WWEの神様が好きな選手といえば僕なので、味方をしてくれると確信している。楽しみ。勝ち方までWWE的になると、また逆転とかになっちゃうんで、今回は圧勝したい。WWEを2日間見た人でもK-1を見て、“すげー”と迫力を感じられるような大会にできると思う。3日公演だと思って来いと言いたい(笑)。K-1とWWEのコンセプトは一緒。ワールドエンターテインメント。同じ場所でやるということは比べられる。比べてもらうものがあるだけでも幸せ。そこでインパクトで勝ちたい。結果として自分の試合のほうが面白かったと言われれば間接的に勝ったということになる。それを狙っている」などと闘志を燃やした。

 ちなみに木村の好きな選手は「ジョン・シナ、レイ・ミステリオ、ショーン・マイケルズ、トリプルH」とのこと。その理由は「一生名前が残るスター。ダーティーとクリーンなイメージの中間にいるような選手で、どっちかに偏りすぎないという感じがすごく好き。そこに男を感じる」などと話した。WWEについては「エンターテインメントだけど、リングの中のパフォーマンスも素晴らしいし、それ以外のストーリーもあって映画を見ている感じがして好き。選手は体つきを見ても徹底的に鍛え上げているし、節制もしている。発言も考えてやっているし、パフォーマンスも素晴らしい。アスリートとして見習うところばかり」などとその魅力を解説した。