【インタビュー】佐藤寛太　映画『今日も嫌がらせ弁当』で思い出した“愛の”お弁当エピソード！

　一方で双葉の説明しようのない葛藤も、多くの人が分かるはず。

「僕自身は反抗期らしい反抗期も無かったんですけど、親が面倒くさいという双葉の気持ちも分かります。こういう仕事をしていると親からすると分からないことも多いから“あれってどうだったの”とか何でも聞かれるんです。面倒くさいじゃないですか（笑）。親としてはいつまでも子供のしていることを把握しておきたいでしょうし、そういう親心が本作にも詰まっていると思います。面倒くさいけど素敵だな、と思います」

　温かい涙に包まれるエンディングまで“完食”必至の物語。見終わった後は、手作り弁当を食べたくなること間違いなし。

「今年、劇団EXILEで花見をしようと言っていて結局できなかったんですよね。だから東京の緑に囲まれた場所に行って、みんなで弁当を食べたいですね。小澤（雄太）さんがすごく料理上手なので、頼めば“1人5000円ね”とか言って、そのクオリティーの弁当を作ってくれる気がする（笑）。鈴木（伸之）さんとかすごい食べるんですけど役作りで絞っているから僕が一番よく食べるかもしれない。青柳（翔）さんや小野塚（勇人）さんあたりはお酒メインかな。そこで八丈フルーツレモンのレモンサワーを作ったら喜んでもらえそう。リアルに企画しようかな（笑）」

　嫌がらせ弁当がつむいだ縁が、幸せのお弁当タイムを伝えていく。

（TOKYO HEADLINE・秋吉布由子）