横浜スタジアムで野球観戦|ハマスタ楽しむおすすめの座席やチケット、服装や必携の持ち物

チケットの購入方法と値段は


 横浜スタジアムの収容人員は、2019年開幕前に1塁側にウイング席を増設したことにより約3万2000人となりました。さらに現在2020年のオリンピックの野球の試合会場になることから3塁側にもウイング席を増設工事中で、2020年開幕前には約3万5000人収容になる予定です。ここ数年の傾向として、混み合う傾向にあり、収容人員が少ない分東京ドームよりチケットが取りづらい部分もあります。さすがに前売り数日で完売ということはありませんが、グッズがもらえるイベントディや土曜日のカープ、タイガース、ジャイアンツ戦は、当日券は立見席のみということもありますので、観戦の予定が決まったら早めにチケットを押さえておきましょう。

この球場もチケットの値段が曜日や対戦カードによって5段階に変動し、対戦チームによってベイスターズの応援エリアがビジター側の3塁レフト側に広がります。またどの時期も全席指定席ですのでチケットを予約すればゆっくり来場できます。値段は中間の☆3の時期で特殊席、立見席を除きSS席5600円~ウイング席2100円で、各席種とも期間により上下300円ずつ変動します。チケットの販売は公式サイト「ベイチケ」、横浜スタジアム窓口、チケットぴあ等です。公式で予約後の引き取りは、スマホチケット(システム料108円)、セブンイレブン店頭(手数料108円)、配送(手数料756円)です。
また、完売していなければ19時30分以降内野席が1000円割引になり、さらにカップルでの来場ならば一人分の料金で入場できるなど各種割引チケットもあります。

初心者の観戦におすすめの座席は


 チケットを購入する際、チケットサイトの座席図を見たり、当日場内を歩いたりする際、念頭入れおきたいのは、この球場ではホームのベイスターズファンが集まる1塁ライト側を「ベイサイド」、ビジターチーム側の3塁レフト側を「スターサイド」と呼びます。

この球場の席種は細分化されていて、初心者の方はどの席がいいか迷うかと思いますが、席種を選ぶ基準は応援するチームを決めた後は、お財布事情と個人の趣味でいいかと思います。内野席の場合「バッターボックスから離れてもなるべく前の席で見たい」「後ろでもいいからバッターボックスに近く、球場全体を見渡せる席がいい」というあたりで選択していけばいいと思います。

総合的に判断すると指定席C(外野よりの内野エリア 公式座席図の⑲のエリア)のできるだけ前方の席で予約するのをおすすめします。☆3の時期で3100円です。ネット裏に近い席希望なら指定席B(内野エリアの上段 公式座席図⑰のエリア)で、できるだけ中心部の席で予約するのがいいでしょう。指定席Bですと☆3の時期で3600円です。このエリアの上部ですと、外野スタンド後方にラウンドマークタワーを見渡せます。
あとは、新設されたウイング席も2100円とリーズナブルですので、話の種に行ってみるのもおもしろいでしょう。場外を見ると横浜港の方まで見渡せ、また晴れた日はスカイツリーまで見えることもあります。

この球場来たらこれを食べよう!ハマスタおすすめフード



 横浜スタジアムの構造として内野席、外野席、ウイング席の相互の行き来はできませんが、人気メニューは一部を除き各エリアで販売しています。

 横浜といえば明治41年創業の「崎陽軒のシウマイ」。おつまみにピッタリの10個入り単品から、お弁当、カレーや焼きそばとセットも各エリアで販売されています。食事で人気なのがベイスターズの選手寮青星寮のレシピを参考に作った「青星寮カレー」です。「選手盛り」と呼ばれる大盛はかなりのボリュームです。逆に女性や子供向きにハーフサイズもあります。なお外野席売店では販売はありません。

 飲み物はこの球場では球団オリジナル醸造ビールを販売しています。「BAYSTARS ALE」はアルコールを抑えたすっきりした飲みごたえで、あまりお酒に強くない女性でも楽しめます。デザート類は「みかん水」です。かき氷の上に、みかんがのり、みかんの酸味と甘めのシロップで仕上げたロングセラーの逸品です。

 また、場内だけなく例年7月半ばごろから8月末頃まで、隣接する横浜公園内で野外スポーツバーのような「BAYビアガーデン」がオープンします。横浜スタジアムの試合だけでなく、ベイスターズの他球場での試合も大型スクリーンで中継します。野球に詳しくない人でも楽しい雰囲気を味わえます。
周辺の食事場所としておもしろいのは、球場から徒歩3分程の所に球団が経営するカフェ&ダイニング「Boulevard Cafe &9」。ここでも「青星寮カレー」の他、選手寮のレシピを再現したメニューがあり、プロ野球選手の食事を体験できます。


<h2>服装!持ち物!おすすめグッズは?
 この球場の構造なのですが、擂り鉢状で傾斜がかなり急です。その分スタンド上部行くと、特殊席を作った程、ラウンドマークタワーの夜景も見え眺望も素晴らしいです。初観戦ならこのあたりも見ておきたいところですし、歩きやすい靴、特に女性はヒールの低い靴での来場をおすすめします。

 持ち込み物の規制は、ビン缶不可。ペットボトルはOKです。また弁当類は関内駅周辺にも屋台が出て、前述の「崎陽軒シウマイ弁当」も駅の売店の方が場内より安く、持ち込みは可能ですが、夏場は衛生管理に注意してください。また応援スタイルで定着している風船の打ち上げですが、そばにJR線や首都高の高架線がありますので、球場内で販売している飛ばない加工をしているものであればOKです。

 グッズの売場ですが、Yデッキと呼ばれる内野の屋外のコンコース正面付近に「BAYSTORE HOME」と7番ゲート付近に「BAYSTORE GAIYA」があります。「BAYSTORE HOME」は2019年にリニューアルされ、品揃えは公式グッズショップの中では一番豊富です。試合開催日にはYデッキは内野席のチケットがないと入れませんが、試合のない日も年末年始以外は無休で営業していますので誰でも入れます。2019年シーズンは前身の大洋ホエールズから創立70年周年になりますので関連グッズが好評です。

 その他前記の「Boulevard Cafe &9」と同じビル内にあるLifestyle Shop「+B」は通常のグッズとは違った高級感のある雑貨や洋服を販売しています。こちらは他の球団では類を見ない試みです。

 以上横浜スタジアム初心者向け観戦ポイントをご案内してきました。野球観戦だけなく、横浜散策、球団が経営するカフェ&ダイニングや夏季の球場周辺のビアガーデンと、あまり野球に詳しい人でなくても楽しめるスポットが多数ある横浜スタジアムです。ぜひ一度横浜スタジアムに足を延ばされることをおすすめします。来場の際は、ここ数年週末を中心に、暗黒時代を知る古くからのファンが驚くほど来場者が増えていますので、来場の予定が決まりましたら早めにチケットの予約をおすすめします。

※なお記事中の席種名・料金は2019年のレギュラーシーズンのものです。

▼横浜スタジアム公式サイト:https://www.yokohama-stadium.co.jp/
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