片桐仁が「特撮モノに出たい。基地にいる人をやりたい」とアピール
ぺギラの造形について語る片桐
「ウルトラQ」というタイトルに関する逸話も飛び出した
そして円谷プロというのは特撮ではなく、映画を作るために設立されたことを明かす。
「当時、『世にも不思議な物語』というものがあった。円谷さんはあのようなものをやりたいと言っていた。そして円谷さんは“特撮”という言い方はしない。“トリック”と言っていた。映画の裏ネタを作るという心理。トリックを使って『世にも不思議な物語』をやりたいんだと。そしてテレビが電気紙芝居と揶揄されていた時から円谷さんは“これからはテレビの時代だ”と言っていた」。
「ウルトラQ」というタイトルについても「最初が『不思議物語』。次が『アンバランス』。でも円谷さんが気に入らなかった。それでSF作家協会に相談して生まれたのが『Q』。東京五輪のウルトラCからという話があるがそれは逆。Qが先。円谷さんが嫌だと言っているうちに五輪があってウルトラCという言葉が出てきて“これだ!”となった」とタイトルにまつわる噂についても記憶をたどるなど中野氏ならではの秘話がいくつも公開された。
彫刻家でもある片桐は『東京氷河期』に登場する怪獣、ぺギラについて「目が眠たげ。だから人間がみんな緊張感がないんですかね(笑)」と話す一方で、その魅力について「画面では分からないが、ものすごい豊かな面をしている。でこぼこのバランスが相当いい。普遍的。全部が怪獣の一種の雛形になっていると思う」と絶賛した。
ぺギラの眠たげな目については、この日司会を務めた映画評論家でクリエイティブディレクターの清水節氏が「目のまぶたの部分をラテックスで作っていたので、まぶたがワイヤで完全に開かなかったらしく、ああいう眠たげな閉まりきらない上がりきらないという状況になったらしい」とこちらもこの企画でずっと司会を務める同氏ならではの解説。
そして円谷プロというのは特撮ではなく、映画を作るために設立されたことを明かす。
「当時、『世にも不思議な物語』というものがあった。円谷さんはあのようなものをやりたいと言っていた。そして円谷さんは“特撮”という言い方はしない。“トリック”と言っていた。映画の裏ネタを作るという心理。トリックを使って『世にも不思議な物語』をやりたいんだと。そしてテレビが電気紙芝居と揶揄されていた時から円谷さんは“これからはテレビの時代だ”と言っていた」。
「ウルトラQ」というタイトルについても「最初が『不思議物語』。次が『アンバランス』。でも円谷さんが気に入らなかった。それでSF作家協会に相談して生まれたのが『Q』。東京五輪のウルトラCからという話があるがそれは逆。Qが先。円谷さんが嫌だと言っているうちに五輪があってウルトラCという言葉が出てきて“これだ!”となった」とタイトルにまつわる噂についても記憶をたどるなど中野氏ならではの秘話がいくつも公開された。
彫刻家でもある片桐は『東京氷河期』に登場する怪獣、ぺギラについて「目が眠たげ。だから人間がみんな緊張感がないんですかね(笑)」と話す一方で、その魅力について「画面では分からないが、ものすごい豊かな面をしている。でこぼこのバランスが相当いい。普遍的。全部が怪獣の一種の雛形になっていると思う」と絶賛した。
ぺギラの眠たげな目については、この日司会を務めた映画評論家でクリエイティブディレクターの清水節氏が「目のまぶたの部分をラテックスで作っていたので、まぶたがワイヤで完全に開かなかったらしく、ああいう眠たげな閉まりきらない上がりきらないという状況になったらしい」とこちらもこの企画でずっと司会を務める同氏ならではの解説。