【インタビュー】DOBERMAN INFINITY、初のベストアルバムに込めた熱い思い アリーナツアーへ弾み



――難しいと思いますが、収録曲から個人的に思い入れの強い曲を1曲ピックしていただきたいのですが。

KUBO-C:……「DO PARTY」にしていいですか? 

KAZUKI:…変えるんですか……(笑)。

――この質問、やはり、いろんなところでされますか。少し気が楽になりました(笑)。

KUBO-C:(笑)。改めて、「DO PARTY」で。この曲以前にも、パーティーチューン、サマーチューンみたいのはやってきていたんで、1回今まで使った歌詞とか全部忘れて、思いきり振り切って、パーティーチューンを作ろうと決めて、制作したんです。お互いに気兼ねなく言い合い、ライブでパフォーマンスすることも意識して。そういうのがあって、思い入れが強くなっています。ミュージックビデオの撮影ではメキシコにいきましたね……ツアー中だったのに。

SWAY:とんでもないスケジュールですよ、本当のツアーでした。

KUBO-C:弾丸でね。ツアー中ですでに過酷だし、撮影スケジュールはもっと過酷だし。よくあそこに放り込んできたなって。今となってはいい経験だったっていえますけどね。行ったことない土地でしたし、しんどい中でも楽しかったし。いい曲できたし。

P-CHO:僕は新曲の「5IVE」で。アリーナツアーが決まって、ライブの1曲目でやりたいぐらいの勢いで作った楽曲です。自分が楽曲プロデュースに関わらせていただいています。

――ベストアルバムはもちろん、アリーナツアーのテーマともいえる曲ですね。

P-CHO:DOBERMAN INFINITYになって、みんなで多くの夢を叶えてきたし、みんなだからこそ見られた景色もあって、5人の力が重なり合うと、すごい大きな力になることを教えてもらってきました。俺らのこと歌ってますという曲なんですけど、“みんなの力が重なり合うと……”という部分を表現できたかなと思っています。この“みんな”って、メンバーもそうなんですけど、ずっと応援し続けてくれた人、いつもライブを見に来てくれる人、スタッフだったり、友達とかのことでもあるんです。みんなが力を合わせてくれて、この夢が叶うんだって。

――制作はどのように?

P-CHO:JAYDEとNAOTHELAIZAと僕でやっているプロデュースチームOMWに任せてくれるということになって。メンバーといろいろ話をしてから、スタジオに入りました。もともとは楽曲だけの予定だったんですが、聞かせるにあたって、ある程度まとめたほうが伝わりやすいんじゃないかと思って、歌詞を書いてみたら、一気に書けちゃったんです。

――もう頭の中ででき上っていて、アウトプットするだけだったみたいな。

P-CHO:アリーナツアーにかけるそれぞれの思いも聞いていましたから、ペンが走ったんでしょうね。みんなに聞かせたら、それでいこうってなりました。

SWAY:直したところはほとんどなかったですよね。

P-CHO:今はもうみんなのものに生まれ変わっていますけどね。自分のパートは自分の色になりますから。

――SWAYさんのパートを聞いて思ったことがあって……歌詞はえんぴつで書くのかって(笑)。

SWAY:それはまあ、韻ですよね。シャーペンとか、ボールペンじゃ…(笑)

――ツールは別として、歌詞は手書きなんですか? 関係ないようで意外とこれって重要だと思っていて。

KAZUKI:CHOさんはノートを持っていますよね。

P-CHO:曲によるかな。「5IVE」はスマホで書いてる。

KUBO-C:紙です。SWAYはスマホ。

SWAY:現代っ子なので(笑)。文字数が合うのは便利ですよ

GS:ノートだなあ。書き始めた時そうやったから。そっちのほうがちゃんと残るし。ケータイだとときどき、消えちゃったりするでしょ。

KUBO-C:紙は、余計なものが残るのがええのよ。

SWAY:この5年で、GSさんが歌詞を書いているところを見たことがないかもしれない。

GS:見せたことはないと思う。家とか、書くと決めた環境じゃないと書けないんだよ。声を出さないと書けないっていうのもある。外で声出してたら、なるでしょ、「こいつ、どうなってるの」って。どうしたって、声でちゃう(笑)。

SWAY:それで、マスクですよ。便利ですよ。チャリでも、歩いていても、ずっと俺しゃべってるんで。口動いても見えないじゃないですか。最近はハンズフリーで電話してる人もいるし、一人でしゃべってても電話かなってなりますよ。

GS:それでもなあ(笑)。

――話が想定外の面白い方向に外れていってしまいました。戻すと、どう考えてもこの「5IVE」は心して聞きたいですね。

P-CHO:ミュージックビデオにも、僕らの思いが反映されていて、ツアーにもリンクしているので、ぜひ、見てほしいですね。