人気急上昇中の俳優・杉野遥亮が詐欺師としてのし上がる主人公を熱演!
撮影・蔦野裕
誠実とともに振り込め詐欺で働く清宮役に前野朋哉。2人が働く詐欺店舗の番頭・神部役に大谷亮平。誠実の幼なじみ・美咲役に山本舞香。実力派俳優たちが脇を固める。
「山中さんの芝居は僕の心をかき乱してくれました。見ていただければ分かると思いますが、山田は本当に嫌な人物なんですけど(笑)山中さんはとても優しい方で、そのギャップがすごいんです。大谷さんが演じる神部もすごかったですね。神部の声のトーンが、どん底に落ちた誠実たちが、これが唯一の救いだと思えた。前野さんは今回初めてご一緒したんですが、相棒役としてすごく甘えられる存在でした。僕が切羽詰まっているときはそっとしておいてくれたりするし、リラックスしたいときには横にスッときて話しかけてくれたり、すごく周りを読んで行動される印象です。前野さんとはアドリブもしやすくて、すごくかみ合っていたなと思います。山本舞香さんとは2度目の共演ということもあり、幼なじみという距離感を絶妙に表現することができたと思います。この人ほど、自分のパーソナルスペースに心地よく割って入ってきてくれる人ってあまり知らないかな、と。今回は特にその関係性が大事でしたね」
図らずも“ダシ子”から直接ターゲットに電話をかける“かけ子”、そしてリーダーへとのし上がってしまう誠実。
「不思議なもので、しだいに誠実たちは仲間と1つのスポーツでもしているような高揚を感じていくんです。でもそれを俯瞰で見て、これって犯罪だよなと少し冷静になるんですけど、みんなと過ごす時間というのが誠実の中でどんどん大きくなっていく。崩壊に向かいながら、やがて誠実は自分と正面から向き合うことになるんですが、その場面の芝居は僕も感情があふれて涙がとまらなくなるほどでした。その結果、背中を撮るだけだったのが正面からも撮ってもらったりして、よっしゃ!と思いました(笑)」
「山中さんの芝居は僕の心をかき乱してくれました。見ていただければ分かると思いますが、山田は本当に嫌な人物なんですけど(笑)山中さんはとても優しい方で、そのギャップがすごいんです。大谷さんが演じる神部もすごかったですね。神部の声のトーンが、どん底に落ちた誠実たちが、これが唯一の救いだと思えた。前野さんは今回初めてご一緒したんですが、相棒役としてすごく甘えられる存在でした。僕が切羽詰まっているときはそっとしておいてくれたりするし、リラックスしたいときには横にスッときて話しかけてくれたり、すごく周りを読んで行動される印象です。前野さんとはアドリブもしやすくて、すごくかみ合っていたなと思います。山本舞香さんとは2度目の共演ということもあり、幼なじみという距離感を絶妙に表現することができたと思います。この人ほど、自分のパーソナルスペースに心地よく割って入ってきてくれる人ってあまり知らないかな、と。今回は特にその関係性が大事でしたね」
図らずも“ダシ子”から直接ターゲットに電話をかける“かけ子”、そしてリーダーへとのし上がってしまう誠実。
「不思議なもので、しだいに誠実たちは仲間と1つのスポーツでもしているような高揚を感じていくんです。でもそれを俯瞰で見て、これって犯罪だよなと少し冷静になるんですけど、みんなと過ごす時間というのが誠実の中でどんどん大きくなっていく。崩壊に向かいながら、やがて誠実は自分と正面から向き合うことになるんですが、その場面の芝居は僕も感情があふれて涙がとまらなくなるほどでした。その結果、背中を撮るだけだったのが正面からも撮ってもらったりして、よっしゃ!と思いました(笑)」