乃木坂46 齋藤飛鳥 ✕ 与田祐希 4年ぶりのドキュメンタリー! 2人のお気に入りシーンは…
一方、レコ大の後に感無量の大園を抱きしめた齋藤は…。
齋藤「大園とは特別仲がいいとかいうことでは全くないんですけど(笑)。でも考え方が近いなと思うことは多かったので気にはかけていたんです。彼女はすごく純真だけど、現実をまっすぐ見ていると思ったら俯瞰で見ているときもあったり、と思うとすごく感情的になったり、けっこう変わるので、この世界って、そうやって心をすぐに動かし続けていると疲れてしまうから、そういう意味で少し心配していました。大園自身は乃木坂のことがすごく好きで、だからこそ悩んでいる姿を、私は近くで見ていて。でも私は励ましたりするタイプじゃないからいつもうん、うん、と話を聞いているだけだったんです。大園からあの言葉が出たときは、その気持ちがすごく分かりましたし、レコ大という特別な場で私自身も高揚していたし、それと少し反省というか。あんなに話を聞いていたのに普段から私の言葉でそう思わせてあげられなかったな、と。意外と力になってあげられていなかった、ごめんねという気持ちもあったし。いろんな感情が渦巻いていました」
昨年、レコ大を受賞したとき“これを1度で終わらせちゃいけない”と話し合ったという。グループとしての思い、そしてそれぞれの思いを胸に、出会いや別れ、再会を経験していくメンバーたち。
与田「私が入ってきたときすでに乃木坂46は大きなアイドルでした。それが突然18枚目のシングルでダブルセンターを務めることになって、不安過ぎて。でもみんな優しいんですよ。スタッフはもちろん先輩や同期のメンバーたちもみんな優しいんです。だから頑張れたんだなと振り返って思いました」
齋藤「みんな、器が大きいなと思いました(笑)。映画の中でも私は、メンバーに本当の自分を見せるのが…みたいなことを話していましたけど、そんなの別に見せたらいいじゃないですか。7年も8年も一緒にやってきて、家族以上にずっと一緒にいるんだし、そこで別に気を使う必要はないのにずっとウダウダしている私のことも受け入れてくれるし、与田みたいなボヤボヤしている人にも優しく手を差し伸べるし(笑)」
与田「本当にありがとうございます(笑)」
齋藤「乃木坂46は本当に器の大きな人たちがたくさん集まったグループだと思います」
いつのまにか彼女たちが立っていたその場所はあくまで乃木坂46の通過点。その器の大きさで、さらに羽ばたこうとするその姿をお見逃しなく。(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)