EXILE TETSUYA「好きなものに真っ直ぐに!オタクになれ! それが表現の幅を広げる」淑徳大学で講義



 ダンスを軸に、自身が積み重ねてきた表現方法を紹介しながらの講義。自身の表現方法には、EXILEやEXILE THE SECONDでのアーティスト活動、自身も携わるEXILE ÜSAのプロジェクト「DANCEARTH(ダンスアース)」からなる〈エンタテインメント〉、最高のパフォーマンスを追求する〈研究〉、〈スポーツ〉としてのダンス、『Eダンスアカデミー』や大学の教壇に立つような〈教育〉、「中学生Rising Sun Project」や子どもたちを対象にしたダンス大会など〈社会貢献活動〉、そして〈おもてなし〉の6つがあると説明。

 最後の〈おもてなし〉については、1杯のコーヒーを例にあげ、コーヒーを毎朝入れて、スタッフやメンバーに配る日々を5年ぐらい続けたら「店(AMAZING COFFEE)ができた」と笑ったが、「ここで毎日継続することがものすごく大事ということをならった」。
 
「“ありがとう方程式”というのがある」と、TETSUYA。「毎日ボトル5本ぐらいのコーヒーを配るんですが、ある日、とてもきれいに洗ってボトルを返してくれたスタッフがいたんです。普通と言えば普通のことではあるのですが。でも、みんな忙しく仕事をしているのに、その時は手紙付きで“ありがとうございました”って。……その日、僕は東京ドームのステージで踊っていたんですが、思ったんです、ステージで5万人のお客さんに言われた“ありがとう”と、そのスタッフさんに言われた“ありがとう”って同じなんじゃないかって。1杯のコーヒーで目の前の人を笑顔にできなかったら、5万人の人は笑顔にできない。あの感覚を感じられたからこそ、僕は今でも毎日コーヒーをいれることができていると思います」


好きなことに真っ直ぐになって、オタクになれ!


 講義では「表現すること、何かをアウトプットすることは、僕のなかでは夢を叶えること。夢をかなえ続けることに直結している」と話した。さらに「好きなことに真っ直ぐになって、オタクになる。オタクっていう表現がどうなのかわからないけど、すごく大事なこと。それがだんだん広がっていて、いろんな表現の幅に広がる。そして、“こうだ”と決めたら継続すること。それが、夢を叶える秘訣であると思う」と、まとめた。

 講義では、生徒が色紙に自身の夢を書いて発表。生徒たちは最初こそ遠慮がちだったが、声優、シナリオライター、小説家と発表者が増えるごとに、挙がる手の数が増えた。

 TETSUYAも「ダンスがオリンピック・パラリンピックの正式種目になること」というずっと言い続けてきた夢を改めて発表した。先日、2024年のパリ五輪の正式種目にもしかしたらブレイクダンスが入るかもというニュースが流れた。「ウォー、来た!と思った。言い続けていたら、いつかその夢って叶うのかなって。すごくワクワクしています」と、話していた。

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