三浦大知、家入レオらが「優勝するぞ」? リーディング・オーケストラコンサートが開幕
ピアノコンクールを舞台とした物語。
中村中は、取材の中で「昔、歌の大会とかは出たことがあったんですけど、その時はみんな敵だと思っていました。でも、『蜜蜂と遠雷』に出てくるピアニストたちはみんなそれぞれの演奏を聞いて反応する。(この舞台に出演する)ピアニスト、シンガー、オーケストラも豪華。みんなの歌や音を聴きながら反応しあってやっていこうと思います」と、語った。
実際、稽古を積むなかで、出演者は共鳴しあっていったよう。三浦は「夏の合宿をしているようだった」。
「最後にみんなで歌わせていただくシーンは、本当にたくさんのハーモニーがあって、僕たちの声もオーケストラの楽器のように(千住がハーモニーを)考えてくださったんです。それがきれいであり、複雑であり、難しかった。みんなで一つひとつクリアしていくのが、本当にコンクールに向かっていくような、何をか分からないけど、優勝するぞ!みたいな気持ちになって、それが楽しかったです。夏の合宿をしているようでした」と、振り返った。
千住氏は、今回のコンサートはこれまでを凝縮した形だといい、「いろんなジャンルの音楽が出てきます。それに対応できるみなさんはすごいと思う。ここで、他流試合のように、コンクールのように真剣勝負の2時間半。僕も頑張りたい」と、話した。
ピアノは、川田健太郎、西本夏生。管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。
18日まで同所で。全4公演。
前列左から、松下優也、三浦大知、千住明、家入レオ、中村中。後列左から、湖月わたる、木村優一、黒田こらん