東京パラは「僕たちを知るきっかけ」。現役パラリンピアンが願い込め、ランタン打ち上げ
左から、元陸上選手の為末大、砲丸投げドイツ代表選手のニコ・カッペル、パラリンピック水泳選手の木村敬一
パラスポーツを楽しみ、パラリンピックへの期待感を高めるイベント「新豊洲サマーナイトフェス」の開会セレモニーが23日、豊洲の特設会場で行われ、元陸上選手の為末大らが出席した。
「新豊洲サマーナイトフェス」は、2020年の大会本番に向けて整備が進む新豊洲エリアを会場に、パラリンピック競技への理解が深まる様々なコンテンツを展示した体験型イベント。デジタル技術を活用したパラスポーツ体験や、選手による車いすバスケットボールのデモンストレーション、パラアスリートへの応援メッセージが書かれたスカイランタンの打ち上げ体験などで、パラスポーツを楽しんでもらうのがねらい。
開会セレモニーには、元陸上選手の為末大や、パラリンピック水泳選手の木村敬一、砲丸投げドイツ代表選手のニコ・カッペルが出席し、東京2020大会への意気込みなどが語られた。
「新豊洲サマーナイトフェス」は、2020年の大会本番に向けて整備が進む新豊洲エリアを会場に、パラリンピック競技への理解が深まる様々なコンテンツを展示した体験型イベント。デジタル技術を活用したパラスポーツ体験や、選手による車いすバスケットボールのデモンストレーション、パラアスリートへの応援メッセージが書かれたスカイランタンの打ち上げ体験などで、パラスポーツを楽しんでもらうのがねらい。
開会セレモニーには、元陸上選手の為末大や、パラリンピック水泳選手の木村敬一、砲丸投げドイツ代表選手のニコ・カッペルが出席し、東京2020大会への意気込みなどが語られた。
砲丸投げドイツ代表選手のニコ・カッペル。2016年リオパラリンピックの金メダリスト
来日したカッペルは、「東京に来られて光栄に思っています。パラリンピックのイベントに参加できてうれしい」と挨拶。空港や街の中でのタクシーでオリンピック・パラリンピックのロゴをたくさん見たと語り、「日本の皆さんも大会を楽しみにしているのかなと、うれしく思います。来年はここで自分も活躍したいですね」と笑顔を浮かべた。
来年の東京パラリンピックに向けて、練習拠点をアメリカ東海岸・ボルチモアに移したという木村は、「練習の雰囲気が前向きで明るいですね。何事にも動じないメンタルはアメリカで作り上げられたのかな」と手応えを語る。一人でのアメリカ生活には「まあまあさみしいです。遊びに来てください」と為末に語り、会場を笑わせた。
また、2020年は「多くの障害者が皆さんの目に触れる機会」だとし、「障害を抱えた人も社会に存在していて、生きていて、何も変わらず生活しているのだと理解してもらうこと。そのきっかけが2020年になるのかなと思う」と思いを語った。
トークショーに続き、22競技・23種のピクトグラムが描かれたランタンが登場。アンバサダーキッズの地元小学生・特別支援学校の生徒37名と一緒に、ゲストがランタンを打ち上げた。
来年の東京パラリンピックに向けて、練習拠点をアメリカ東海岸・ボルチモアに移したという木村は、「練習の雰囲気が前向きで明るいですね。何事にも動じないメンタルはアメリカで作り上げられたのかな」と手応えを語る。一人でのアメリカ生活には「まあまあさみしいです。遊びに来てください」と為末に語り、会場を笑わせた。
また、2020年は「多くの障害者が皆さんの目に触れる機会」だとし、「障害を抱えた人も社会に存在していて、生きていて、何も変わらず生活しているのだと理解してもらうこと。そのきっかけが2020年になるのかなと思う」と思いを語った。
トークショーに続き、22競技・23種のピクトグラムが描かれたランタンが登場。アンバサダーキッズの地元小学生・特別支援学校の生徒37名と一緒に、ゲストがランタンを打ち上げた。
ランタン打ち上げで笑顔を見せる登壇者ら
ランタンにはそれぞれ2020年に向けた意気込みや応援メッセージが。カッペルは「強みを使え」とし、「人はそれぞれ強いところがある。いいところを前面に出せる社会になればいいですね」と語った。木村のランタンには「前向きに」と記され、「生きていると上手くいかないことがある。いかに前向きに生きていけるかが、その先の人生を豊かにすると思う」と語った。最後は「金メダルを一番の目標に頑張ります。ぜひ皆さん水泳会場に足を運んで」と呼びかけ、会を締めくくった。「新豊洲サマーナイトフェス」は、24日まで。