皇治が延長にもつれ込む熱戦の末、大岩を振り切る【8・24 K-1大阪】

(撮影・蔦野裕)
改めてK-1ファイターとしての他団体出撃をアピール

 皇治は試合後の会見で「今回は、試合前から超きつかったんです。いろいろあって。大殺界なんですよ、今年。一番悪い時期で試合前から最悪なことばっかり。人生で一番最悪。試合まで延長までいって辛かったです」と試合を振り返った。

 大岩については「まあ、予想通りというか強かったですよ。フィジカルもあったし。でも大阪で俺がメインやから負けるわけには死んでもいかなかったのでギリギリ最低限の結果でホッとしています」

 大岩が判定に異議を唱えていることについては「なんとも思わないです。勝ちは勝ちなんで。まあ、そういうのって判定のとか、どうのこうの言っても、勝ったほうが強いので、なんとも思わないです」

 判定をものにしたポイントについては「意地ですかね。何に負けても気持ちで負けへんので、そこが意地というか、器の差が出たというか。まだまだ、実力は俺自身あると思うし、そこをずっと出せるように挑戦して行かなあかんし。いい加減盛り上がるだけじゃなくて、格闘技なのでそういう形もありだとは思うけど、KOを見せなアカンので、正直悔しい。まだまだ自分の課題」

 試合後のリングで他団体への出撃を改めてアピールしたのだが「俺はずっと挑戦してきたし、俺、チャンピオンじゃない。チャンピオンじゃないのにメインできるのは俺しかいない。だから、K-1が大好きで、チャンピオンは守らなきゃいけないし、看板を背負っているので勝手なことできない。俺はチャンピオンじゃないけど背負ってる気がある、挑戦し続ける義務がチャンピオンじゃないからこそある。動けるのは俺しかいない。不可能と言われたことに挑戦し続けてメインを張れている自分、他団体に行けるのんは俺しかいない。俺はK-1ファイターとして行きたい。格闘家人生は、もう30歳で短いので、お偉方にお願いしたいですね。K-1代表として行かせてほしい。それが武尊の挑戦ならうれしいし、守る試合はしたくない。大岩くんがKO連発してくれて、俺のところまで上がってくれたらやるし今の知名度じゃ俺はやらない」などと大岩との再戦には否定的。そして他団体への出撃にこだわる理由を明かした。