小林直己はアップデートし続けるーー。次世代のエンタメ、三代目 JSBと小林直己
一木広治(以下、一木):現在、三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目)のツアー中。三代目としては久しぶりのツアーになりますね。
小林直己(以下、小林):今回のツアーは三代目にとって、約1年ぶりとなるツアーです。昨年三代目はメンバーそれぞれが個人での活動に力を入れ、新たな可能性を探っていました。 4月にツアーが始まりましたが、メンバーが集まって感じたのは、戻ってこられる“組織”があるということ。 自分にとってもそうですが、一人ひとりのメンバーにとっても、すごい強みだと再確認した。 だからこそ、それぞれが挑戦できるんだって。
一木:ライブを拝見しましたが、三代目は見るたびに進化していますね。
小林:三代目は来年10周年を迎えるんですが、 10年という月日が流れるなかで、それぞれの人生とタイミングがあると思います。そんな中でも、 メンバーみんながグループを 、三代目を大切にしている。こんな関係をどのようにしたらこれからも継続していけるんだろうと具体的に考えます。先日も、「次の三代目ってどういうものなんだろう」って、今市と。
一木:次の三代目?
小林:三代目というプロジェクトを通して何を伝えたいかを考える時期に来たと思っています。僕が海外での活動の際、「EXILE」を知らない人に説明するとき、ただの音楽グループ・パフォーマンスグループではない要素が多分に含まれているので、「アーティストとプロジェクトとアイデアの集まった場所である」と言っています。自分がアクターとしてアメリカに来ていることもEXILEのプロジェクトの一環であって、EXILEのメンバーも自分のことのように応援してくれると。相手の夢を叶えることで自分の夢をかなえていくというのはLDHで一番学んだことです。EXILEはそういうかたちになりつつあるので、では三代目はどうなるのか、と。今はまだその答えは分かりませんが、今のツアーが終わるころには見えてくるんじゃないかなと思っています。
一木:三代目のみんなとても楽しそうだよね。直己は、三代目のリーダーだけど、メンバーからイジられるキャラのようだけど(笑)。
小林:それは、僕以外のみんなのしゃべりが上手いからですよ(笑)。わちゃわちゃするのはあんま得意じゃないから、みんなに任せておくと、ああなって。でも助かります。それぞれの強みがあってこそのグループ です。僕が海外に挑戦していくのも、自分がどのような形でグループに貢献していくかを考えた結果なんです。