人手不足や競争力低下に直面する日本の農業。パラダイムシフトは5Gがカギに?
株式会社クニエ マネージング・ディレクター原誠氏
また農業と収益の問題について、菊池氏は「まず作物をたくさん効率的に収穫するという方法があると思いますが、価格が上がっている作物を狙って栽培する方法もあると思います。高単価の作物が広まって価格が落ち着くまでの数年間を狙って作ることができれば、小さい生産者でも市場のリーディングポイントに居続けることが可能だと思う」と述べた。原氏は「鮮度の改善に取り組み、発注から店頭に並ぶまでを最長2日にし収益を上げたケースがあります。ほかにも、土づくりによる高品質化を研究している人たちもいて、中国企業からも注目されています」と、収益を上げるさまざまな可能性を紹介。「もうけるということではなく、利益体質の農業ができれば、目標を持った若い人も入りやすい。スマート化で収益を上げるまでの期間が短くなればなおよい」と語った。