【FRONT LINE in アメリカ】ママインフルエンサーAnineBingさん、人気ブランドの姿

 世界中どこでもファッション&ビューティにみんなが夢中。今はインスタで地球の裏側のトレンドだって、1タップでチェックできるけど、やっぱり現地で自分の肌で感じるものこそが本物の最先端、トレンド!【FRONT LINE】は、モデル、DJ、コラムニストとしても活躍する、一木美里が現地に飛び、最前線をリポート。世界からファッション&ビューティのリアルなトレンドを発信します。

 今回はアメリカはニューヨーク! 「WWD」が初めて開催したインフルエンサーサミットで、インフルエンサー発のブランドという枠を越えてニューヨークやパリにも店舗を構え、オンラインショップも人気の、Anine Bingさんのブランド「ANINE BING」のお話を聞いてきました。

Anine BingさんのInstagramより


健康的で、スリムなLAらしいスタイルと、カジュアルなのに個性も含んだNY的なこなれ感。
ぱっと目をひくAnine Bingさんは、穏やかな笑顔で登壇。


 彼女のSNSには、リアルな生活と、その各シーンに合わせたファッションが提案されていて、
本人の子供たちのライフスタイルとファッションも一緒にに知ることができます。
ただ華やかなだけでなくリアル、でもきちんと全てに憧れ感を含んでいる、そんな印象。


ーー「ANINE BING」というブランドについて教えてください。
 ”女性が強い女性として自信を持てるように”というコンセプトで立ち上げたブランドです。私はデンマーク出身なのでデンマーク発のブランドですが、今はロサンゼルスが拠点にしています。現在パリやアメリカに8店舗のお店があります。

 ターゲットは25〜45歳で、「会社でのミーティングスタイル」「子育て中のママスタイル」「飲みに行くときのスタイル」などライフスタイルをリアルにイメージしてつくっています。

ーーブランド立ち上げまでの経緯を教えてください。
 10代でモデル活動をするなかで世界中を旅しました。バンド、歌手活動もしながらブログを書くようになりました。人々からインスピレーションを受けて更新を続けていく中で、読者の方々とつながりを持てるようになりました。普段から、ファッションへの質問も多かったです。

ーーコラボレーションをするときの基準を教えてください。
 明確なヴィジョンがあるので、ブランドと提携するときはしっかり照らし合わせ、重なる部分や異なる部分も含めて考え、合うかどうかを考えます。お客さんの要望に応えられるもの、応えられないものありますが、常に耳を傾けて検証しながら、ファンの声を大切にして取り入れているブランドです。

ーー会社について教えてください。
 私の夫がCEOをしています。全て順序よく進めていくことも大切だけど、途中クリエイティブになったり崩すべきところもある、と考えています。凝りかためすぎずに進めてきて、オンラインショップのみだったブランドも今は11店舗を持つようになりました。

ーーオフラインショップにも力を入れる理由を教えてください。
 スマホからボタンを押して購入するだけでなく、服を触ったり嗅いだり……ユーザーにブランドを体験してほしいという想いからです。最初はアポイント制で販売をしていましたが、今はショップとして運営しています。年内に、マイアミ、シドニーにも、お店ができます。

ーーオンラインショップでのこだわりはありますか?
 週単位でアップデートして、常に皆さんがフレッシュな気持ちでショッピングをできるように心がけています。

ーー5年後はどうしていたいですか?
 世界中に展開して、自信を持って着られるものを展開していきたいです。5年後と言わず世界に広げていきたいです。



 CEOの旦那様、ビジネスパートナーは友人が務めるブランドなので信頼のある人たちとビジネスを進めている、というのも印象深かったです。

 日本の女性にも取り入れやすいファッションアイテムが多いブランド、要チェックです。
【ANINE BING】
2012年夏ロサンゼルスの小さなガレージでスタートさせたブランド。ヨーロッパのルーツ、アメリカのヴィンテージファッション、そしてライフスタイルに合わせた実用性も個性もあるファッションアイテムたちは、彼女のSNS効果も相まって世界ブランドへと成長中。