17年ぶり来日のウィレム・デフォー、リリー・フランキーの絶賛に感激「ずっと聞いていたい」
この日は、監督とデフォーの大ファンでもあるというリリー・フランキーが花束ゲストとして登壇。「シュナーベル監督の映画からはアートや音楽など、さまざまな影響を受けましたし、デフォーさんの映画を見るたびに役者を超えた人間の可能性を感じています。最近、家でさみしい生活をしているんですけど、今日はお2人に会えて、ゴーギャンが来てくれたときのゴッホの気分です」と言うリリーに、監督とデフォーも満面の笑み。
監督は「『万引き家族』でのお芝居はすばらしかったです。僕は軽々しくほめるタイプではないけど、本当にすばらしい演技、深い映画でした」とリリーを絶賛。リリーが「監督にそう言ってもらえると本当にうれしいです。日本人は美術館にもよく行くし、印象派、とりわけゴッホが好き。3日前に作品を拝見したんですが未だに映画の中から出てくることができない。ゴッホの目線の先にいるのか、ゴッホの絵の中にいるのか分からない状態」と感想を語ると監督は「おっしゃっていること、よく分かります。だから今日、僕は日本の皆さんと一緒にここで本作を見たかったんです」と語り、会場からも拍手が起こった。