鈴木祐子が腕十字で逆転一本勝ち【10・5 ONE WARRIOS SERIES】

キム・ソユルの三日月蹴りに顔をゆがめるSARAMI(©ONE Championship)

SARAMIは一進一退の攻防を展開も…


 第9試合に出場したSARAMIは韓国のキム・ソユルと対戦。

 サラミは1R、右のストレートを立て続けにヒット。2度目のタックルでテイクダウンに成功するが、攻め切れずキムを立たせてしまうと、キムは逆にスタンドでコーナーに押し込んでいく。体勢を入れ替えたサラミは投げてテイクダウンを奪うとサイドからハーフに移行しパウンドを落とすが、キムは蹴り上げで脱出。スタンドに戻るとキムはがむしゃらにパンチを振るって前に出る。

 2Rもパンチのフェイントからタックルにいくサラミだったが、キムはしのぐと逆にスタンドでバックに回る。リフトして頭から落とすが、サラミはすぐに立ってコーナーに逃げクラッチを外して正対して、脱出。

 スタンドの攻防でタックルにいくサラミだったがキムはなんなく切る。鈴木はパンチから組み付いてフロントチョークを狙い、ヒザを打ち込むがキムは振りほどきパンチで反撃。

 一連の攻防の中で単発ながらキムのパンチがサラミの顔面をとらえる場面が目立ってくる。ラウンド終盤にはサラミもカウンターの右ストレートをヒットさせる。

 3Rもサラミはパンチから組みつくがテイクダウンには至らない。打ち合いの中ではキムの右ストレートが何度かヒット。サラミはプレッシャーをかけて押し込むが、逆にスタンドでバックを取られてしまうなど勢いが空回り。ともに決め切れないまま3Rが終了。

 ジャッジ3者ともキムを支持3-0でキムの勝利となった。

 敗れはしたがSARAMIは試合内容が評価され、キムとともに「ウォリアーボーナス」が与えられた。