修斗vsパンクラス 王者同士の対抗戦は2勝2敗【10・13 ONE】

チャトリ氏を挟んで修斗の坂本氏(左)とパンクラスの酒井氏

チャトリCEO「選手に勇気をもらった」

 
 大会後の会見で今回の試みについてONEのチャトリ・シットヨートンCEOは「満足しています。選手の方々はここで戦うことには大きなリスクを伴う、団体を背負った戦いに挑む勇気に多くの勇気をもらった」と戦った選手たちを称えた。そして最もインパクトのあった試合として猿田が北方をKOした試合を挙げた。

 パンクラスの酒井正和代表は「今日は日本の総合格闘技業界にとって意味のある日だった。現役王者が対抗戦で試合をしたことで勇気や元気が世の中の人に伝えられたんじゃないかという試合を選手は闘ったのではないかと思う。みなさんがどう感じたか逆に質問したいくらいいい試合をしたと思う」

 修斗の坂本一弘サステイン代表は「100回記念大会を日本で開催してくださったことに感謝している。王者同士が戦うということで非常に注目されたと思うが、まず酒井さんに感謝したい。そしてチャンピオンに最大の敬意を表してくれたチャトリさんに感謝したい。6月にシンガポールでこの話をもらってから、僕自身も修斗の選手に勝利してほしいと闘志を燃やしていた。結果は痛み分けの五分五分。お互い日本の格闘技を盛り上げるべく、またONEに帰ってきたい」などとそれぞれ語った。

 今回、修斗側の初勝利を挙げた佐藤は「今回の相手は、下馬評では不利と言われていることは耳にしていた。やるべきことをやってきたという自信を持って試合に臨み、自信を持って試合で出し切れればそれでいいと思った結果、KO勝ちにつながってホッとしている」と試合を振り返ったうえで「熱い試合をするのでいい試合を組んでほしい」とチャトリ氏にアピールした。
ONE Championship「ONE: CENTURY 世紀」(10月13日、東京・両国国技館)
〈第2部〉
◆第11試合 メインイベント Light Heavyweight World Championship 5分×5R
○アウンラ・ンサン(王者/ミャンマー)(2R3分23秒、TKO)ブランドン・ベラ(挑戦者/米国) ●

◆第10試合 Mixed Martial Arts – Lightweight 5分×3R
○青木真也(日本)(1R54秒、ダースチョーク)ホノリオ・バナリオ(フィリピン) ●

◆第9試合 Bantamweight World Championship 5分×5R
○ビビアーノ・フェルナンデス(王者/ブラジル)(2Rスリーパーホールド)ケビン・ベリンゴン(挑戦者/フィリピン) ●

◆第8試合 Flyweight Muay Thai World Championship 3分×5R
○ロッタン・ジットムアンノン(王者/タイ)(判定2-1)ボルター・ゴンサルベス(挑戦者/ブラジル)●

◆第7試合 Featherweight Kickboxing World Grand Prix Championship Final 5分×3R
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)(判定3-0)サミー・サナ(フランス / アルジェリア)●

◆第6試合 Mixed Martial Arts – Heavyweight 5分×3R
●マウロ・チリリ(イタリア)(判定0-3)アルジャン・ブラー(インド)○

〈プレリム〉
◆第5試合 Mixed Martial Arts – Atomweight 5分×3R
〇山口芽生(日本)(判定3-0)ジェニー・ファン(台北) ●

◆第4試合 Mixed Martial Arts – Strawweight 5分×3R
○猿田洋祐(日本/和術慧舟會HEARTS)(2R59秒、TKO)北方大地(日本/パンクラス大阪稲垣組)●

◆第3試合 Mixed Martial Arts – Bantamweight 5分×3R
○佐藤将光(日本/FIGHT BASE)(2R4分13秒、TKO)ハファエル・シウバ(ブラジル)●

◆Mixed Martial Arts – Welterweight 5分×3R
●エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)(判定0-3)手塚裕之(日本/ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)○

◆第1試合 Mixed Martial Arts – Lightweight 5分×3R
●松本光史(日本/フリー)(判定0-3)久米鷹介(日本/ALIVE)○
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