マネの名画になりきって…上野で美術家・森村泰昌のワークショップ開催
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」リーフレットと舞台を見比べる人も
無事に1カット目が終了すると今度は森村を交え、背後の鏡に映るバーメイドと男性のポーズを撮影する。撮影位置についてみると、作品通りに撮影しようとした場合、驚くほどバーメイドと男性の距離が近くなることが判明。平面の絵画の世界ではカウンター越しであるはずの2人だが、立体的に再現を試みると思わぬ事実が明らかに。こちらも顔や手の位置などを微調整しながら撮影し、OKとなった。その場でそれぞれのカットを確認したが、最終的には2パターンのカットを合成して完成する。
リーフレットで顔や手、目線の位置などを確認する森村(写真中央)