ピケオーと対戦する近藤魁成に魔裟斗が「クラウスをKOしたパンチ」を伝授【11・24 K-1】
囲み取材後も魔裟斗氏の指導は続いた
「まだ鍛えられていなくてこれだけのポテンシャル。鍛えたら末恐ろしい」
またピケオーの戦い方として「ピケオーは打ち合いをするときに意外とパンチを大きく振る」とその特徴を挙げたうえで「僕がクラウスをKOしたパンチなんですけど、ブロッキングからそのまま左フックを返す。ピケオーは結構右を打ってくるから、それを打ってきたときにブロックして、そのまま返したりとか、パーリングからの左のジャブとか。そういう技術ができてパンチが当たれば攻撃力はあるので、チャンスはあるんじゃないかなと思う」と自らが2003年の「K-1 WORLD MAX 2003~世界一決定トーナメント~」の決勝でアルバート・クラウスをKOした左フックを伝授した。
そして近藤の才能について魔裟斗氏は「センスがある。木村戦も見ていたが、この年にして、タイトルマッチでダウンを取って、あと一歩というところまで追い込んだ。これからどんどん成長するだろうなと思った。話を聞いたら走ってもいないし、腹筋もしていないという。それでこれですから、しっかりと練習をしていけば」と太鼓判を押した。
その一方で「蹴りは硬い。パンチも重い。後はスピード。まだスピードがない。そこが伸びればもっと良くなる」と課題も指摘。そのうえで「年齢的にもまだまだ伸びる。10年後には通常の体重が80kgを超えると思う。まだ鍛えられていなくてこれだけのポテンシャルがある。鍛えたら末恐ろしい。ミドル級でも活躍できる素質はある。ミドル級くらいになると日本人はどうしても外国人には勝ててない。将来的には外国人を倒す日本人として楽しみ」などと大きな期待をかけた。